《つかめ選抜》群馬1位の桐生第一高 多彩な攻撃の練習に力
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各自の役割を意識して多彩な打撃練習をする桐生第一の選手
 

 第72回秋季関東地区高校野球大会が19~27日に前橋市の上毛新聞敷島球場と高崎市の城南球場で行われる。今大会は群馬県開催のため、県予選で優勝した桐生第一、2位の前橋育英に加え、3位の健大高崎も出場する。来春の選抜出場が濃厚となるベスト4には、桐生第一は1勝、前橋育英と健大高崎は2勝が必要。県勢3年ぶりとなる春の甲子園出場へ、上位進出の期待がかかる。

◎バント練習や各自の役割徹底
 13年ぶりに県の頂点を手にし、あと1勝で選抜甲子園が濃厚となり、周囲からの期待は大きい。だが気負うことなく、重圧を熱量に変えてチームの士気は高まっている。

 県予選は6安打8打点と勝負強い飯塚一樹、安中総合戦で3ランを放った主砲中島優月、打率4割を超える加藤真樹朗や鈴木陵斗、主将の広瀬智也と好打者が活躍した。

 関東で勝つためのテーマは「各自の役割を理解して実践すること」。監督からの指示を徹底することに加え、場面ごとに適切な攻撃ができるようにバントなど多彩な攻撃の練習に力を入れている。背番号18ながら打率5割9分、2本塁打の曽我一瑳は「県予選は大きな打撃がさえたが、自分は小技で塁に出るバッター。関東は得意のバスターで貢献したい」と意気込む。

 打って勝ち上がった印象が強いが、今泉壮介監督は「打撃は水物。優勝できたのは点を取られなかったから」と守備を評価する。

 主戦左腕の宮下宝は準々決勝から投げて防御率0・45と圧倒的な存在感を放つ。多彩な変化球を持つ本格派で、制球力もある。宮下は「打者に合わせて丁寧にコースを突けば自分らしく投球できるはず」と冷静に話す。

 今泉監督は対戦相手にかかわらず「自分たちの力を出した先に甲子園がある」と力を込める。県王者としてではなく、「挑戦者」として関東に挑む。

◎メモ
 初戦は前橋育英が19日午後1時から習志野(千葉1位)と、健大高崎は20日午後0時半から常総学院(茨城1位)と、ともに上毛新聞敷島球場で1回戦を行う。桐生第一は21日午後0時半から同球場で、霞ケ浦(茨城2位)と桐光学園(神奈川2位)の勝者と対戦する。開会式は19日午前9時から同球場で行う。

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