《秋季関東高校野球》桐生第一 打者11人猛攻 桐光学園に10-4
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桐光学園(神奈川)―桐生第一 4回裏桐一無死満塁、中島が勝ち越しの左越え満塁本塁打を放つ=上毛新聞敷島

 ▽準々決勝
桐光学園(神奈川2位)
001 011 010―4
000 600 22×―10
桐生第一(群馬1位)


 ○…桐生第一が1点を追う四回に打者11人の猛攻。先頭飯塚、曽我の連打と加藤のスクイズ、中島の満塁本塁打、大畠の犠飛で一挙6得点した。七回は中島、星野の連続適時打で2点、八回は広瀬の2点適時打でダメ押しした。

 投げては宮下が10安打を浴びるも完投。得点を奪われても大崩れせず、冷静な投球を貫いた。

◎四回に一挙6点 中島が決勝満塁弾…桐生第一
 同点の四回無死満塁、5番中島優月の打球は快音とともに左翼フェンスを越えた。割れんばかりの歓声を浴びながらガッツポーズ。大会前、「各自の役割を実践すること」をチーム全員で目指してきただけに、「クリーンアップの仕事ができた」と喜んだ。

 満塁弾の舞台を整えたのは1番飯塚一樹からの上位打線だった。飯塚はチームの決まり事の「ファーストストライクを逃さないこと」を実行。初球の甘い内角球を左中間に運んだ。

 2番曽我一瑳は送りバントを2度失敗したが、「毎日小技の練習をしてきた」と自信を持った。直後にバスターを成功させて無死一、三塁とした。続くスクイズのサインを受けた加藤真樹朗は1メートル先の絶妙な位置に球を落として野選を誘い同点、自分も生きた。

 なお無死一、二塁、広瀬智也主将は低いボール球を見極めフルカウントまで粘った。「つなぐことしか考えてなかった」と四球を選び、満塁をつくった。

 完璧な絶好機。中島は「甲子園に行きたいと願うみんなのために」と自らを奮い立たせた。「行くぞー」と大きな声を出して力みを取り、冷静に内角高めの直球を打った。

 今泉壮介監督は「選手が最高の準備をして、最高の結果を残してくれた」と安堵あんどした。選抜甲子園が濃厚になったが、広瀬主将は「ミスもあったし、徹底的にそれぞれ役割を果たせるように準備するだけ」と力強く先を見据えた。(時田菜月)

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