《秋季関東高校野球》健大高崎 粘ってサヨナラ 西武台に3-2
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西武台(埼玉)―健大高崎 9回裏健大1死一、三塁、山畑の二ゴロの間に三走橋本脩が生還しサヨナラ=高崎城南

 ▽準々決勝
西武台(埼玉2位)
011 000 000―2
110 000 001x―3
健大高崎


 ○…健大高崎がサヨナラ勝ち。九回に先頭橋本脩が四球を選び、下の犠打と戸丸の右前打で1死一、三塁とし、山畑の二ゴロの間に三走が生還した。初回は小沢の適時二塁打で先制し、二回は山畑のスクイズで1点を加えた。

 先発下は走者を出しながらも、粘りの投球で9回2失点にとどめた。

◎先発・下の粘投に応える…健大高崎
 同点で迎えた九回裏、1死一、三塁。健大高崎の山畑陸は外角高めの直球に対し、身長160センチの体で両腕をいっぱいに伸ばした。2ボール2ストライクに追い込まれ、「何が何でも転がして決めよう」と夢中だった。打球が二塁手の前に転がると、「ゴロゴー」のサインで走りだしていた三走橋本脩生が本塁生還。選手たちは拳を突き上げながらベンチを飛び出し、固く抱き合った。

 歓喜のサヨナラは、粘り強く守って生まれた。前日の常総学院戦は4失点四回途中降板の主戦左腕の下慎之介が、この日は要所を抑えて2失点完投。九回表は2死から満塁のピンチを迎えたが「ミット目がけて投げることだけに集中した」と135キロの直球で一ゴロに打ち取った。

 今夏の群馬大会は14年ぶりに初戦敗退。新チームは「原点回帰」を掲げて始動し、ユニフォームを甲子園に初出場した2011年のデザインに戻した。青柳博文監督は「初心に戻って、もう一度泥臭くいこうと呼び掛けてやってきた。よく粘って戦った」とどん底からはい上がった選手たちをたたえた。

 最後の甲子園出場は2年半前の春で、選手たちが入学する前のこと。戸丸秦吾主将は、前日に「自分たちの代で絶対に、もう一度『健大高崎』を全国の人に知ってもらいたい」と話していた。その思いが憧れの舞台を近づけた。(越谷奈都美)

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