近づく夢に声援熱く 桐生第一と健大高崎 スタンドで声枯らす
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声援を送る桐一の応援スタンド=上毛新聞敷島
熱戦を繰り広げる選手に声援を送る健大高崎の応援団=高崎城南

 7年ぶりの地元開催となった高校野球の第72回秋季関東地区大会で、群馬県代表の桐生第一と健大高崎が4強入りを決めた21日、上毛新聞敷島と高崎城南の両球場には平日にもかかわらず、大勢の応援団が駆け付けた。熱戦を繰り広げる選手を後押ししようとスタンドから大声援。春のセンバツでの甲子園出場に近づいた大きな1勝を喜び合った。

◎「甲子園で応援を」
 桐生第一が神奈川県代表の桐光学園と対戦した上毛新聞敷島球場。応援席にはチアリーディング部やラグビー部などの生徒259人らが陣取った。応援団部の斎藤崇志部長は「勝って甲子園で応援したい。選手の力になれるように全力で声を出す」と気合を入れていた。

 1点を返された直後に六回裏の攻撃が始まると、全員で肩を組み、サッカー部が大会で歌う「カントリーロード」の替え歌を合唱した。同部2年の小池優斗さんは「『苦しみ乗り越えたどりついた夢への切符』の歌詞を、甲子園に行ってほしいという思いで歌った」と話した。

 試合は満塁本塁打を含む12安打と打線が爆発し、桐生第一が勝利。高校野球ファンの吉川三郎さん(79)=前橋市=は「県予選で優勝した時から力があると思っていた。甲子園で応援できることが楽しみ」と声を弾ませた。

◎「準備の成果出た」
 高崎城南球場では健大高崎が埼玉県代表の西武台と戦った。収容人数5000人の観覧席が埋まり、芝生の外野席まで観客があふれた。午前5時に球場入りしたという山本晃司さん(44)=藤岡市=は「平日でこんなに混むなんて」と驚いていた。

 健大高崎の三塁側スタンドにはアスリートコースや吹奏楽部などの生徒377人が集合した。先制したものの、中盤以降は好機を生かせない我慢の展開に。応援部2年の大浜栞里部長は「選手の元気が出るよう、応援席から良い雰囲気をつくる」と力を込めた。

 九回裏にサヨナラの走者が本塁を踏むと、スタンドでは抱き合って喜ぶ人の姿も。加藤陽彦校長は「最後まで粘り強く戦ってくれた選手たちを誇りに思う。地の利を生かして、応援席も一体となって戦えた」と涙ぐんだ。保護者会長の戸沢英昭さん(42)=埼玉県入間市=は「夏の初戦敗退から、秋の大会へ向けて準備をしてきた成果が出た。気を緩めずに、チーム一丸となって準決勝も勝ってほしい」とエールを送った。

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