明治神宮野球 健大が明豊下し4強 2戦連続でタイブレーク制す
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明豊-健大高崎 タイブレークの延長10回裏健大1死満塁、サヨナラ犠飛を放った山本(9)を笑顔で迎える健大ナイン=神宮

 【東京=広沢達也、時田菜月】野球の第50回明治神宮大会は17日、東京・神宮球場で高校の部の準々決勝が行われ、関東代表の健大高崎(群馬)は九州代表の明豊(大分)を延長十回タイブレークの末に5―4のサヨナラで下し、4強入りを果たした。準決勝は18日午前8時半から、同球場で北海道代表の白樺学園と対戦する。

 ▽準々決勝
明豊(九州)
210 000 010 0―4
001 110 010 1x―5
健大高崎(関東)
(延長十回、十回からタイブレーク)
(明)若杉-居谷
(健)橋本拳、長谷川、朝井、下-戸丸


 ○…健大高崎が1回戦に続きタイブレークを制した。無死一、二塁で始まる十回、戸沢の犠打と小沢の四球で1死満塁とし、山本の犠飛で三走山畑が生還し、サヨナラ勝ちした。

 継投の長谷川が2回、朝井が4回を投げて自責点0と粘った。十回は主戦の下が無安打で締めた。

◎攻守に集中力切らさず
 健大高崎が初戦に続き、延長戦を粘り勝った。前日のミーティングで、1回戦で下した倉敷商がミスから大量失点したことを挙げ、「一球を大切にすること」を再確認した。戸丸秦吾主将は「最後まで気を抜かなかったのは1回戦があったから」と振り返った。

 十回表2死満塁のピンチ。中堅の戸沢昂平は左翼寄りに守っていたが、右中間に落ちそうな打球をダイビングキャッチ。チームは歓喜に沸き、戸沢は雄たけびを上げてガッツポーズ。「(動きだしの)1歩目が大事。練習してきたから、(際どい打球も)大丈夫だと思った」とうれしそうだった。

 1点取れば勝利が決まる裏の攻撃。張り詰めた空気にもナインは冷静だった。先頭は2番戸沢。バントで絶妙な位置に転がし、きっちり走者を送った。

 続く小沢周平が敬遠され、1死満塁に。4番山本遼哉は初戦で満塁本塁打を放った時に体が開き気味だったが、「最低限の仕事をしよう」と気負わずコンパクトに直球を狙い打ち。左犠飛で三走山畑陸をかえした。

 2試合連続の息詰まる延長戦にも、チームからは笑顔が絶えない。戸沢は神宮球場で試合ができることに「楽しくてしょうがない」と目を輝かせる。勝利を引き寄せる原動力はここにあるのかもしれない。(時田菜月)

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