教えを胸に 斎藤章児さんを試合で追悼 農大二高野球部OB
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斎藤さんの妻の偕子さん(下段中央)を囲み、記念撮影するOB

 4月に79歳で亡くなった群馬県の元農大二高野球部監督の斎藤章児さんの追悼試合が23日、高崎市の同部グラウンドで開かれ、OBが東西に分かれて7回制で戦った。両者譲らぬ接戦の末、西軍が5―4で勝利。斎藤さんに学んだ粘り強さを体現した。

 開会式で同部2期生の高橋宏幸OB会長(72)は「斎藤さんが長年監督を務め農二を支えてきた思いを、みんなで伝えよう」と激励。斎藤さんの妻の偕子さん(76)は「野球大好き人間だった。ここに『生章児』はいないけれど、きっと参加している。ありがとう」と頭を下げ、遺骨入りのネックレスを付けて試合を見守った。

 1967年の斎藤さん着任時に入学した6期生の関口幸二さん(68)は「バリバリの若手で熊のようにおっかなかった」と語る一方で「グラウンドに宝がある」「心のキャッチボール」など指導の柱を当初から持っていたことも明かした。

 OBは「心の―」など斎藤さんの残した鉄則が書かれたTシャツを作製して着用。試合後は現役部員も交えてマウンドで円陣を組んで校歌を合唱し、半世紀を経て変わらぬ農二魂を天に届けた。

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