健大 vs 帯広農 桐生第一 vs明石商 甲子園交流試合の対戦カード決まる
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明石商との対戦が決まり、意気込みを話す桐生第一の広瀬主将(左)と、交流試合の対戦相手が決まり、報道陣から渡されただるまを手にポーズをとる健大高崎の戸丸主将

 新型コロナウイルスの影響で中止になった今春の第92回選抜高校野球大会の出場校に選ばれていた32校を、8月に兵庫県西宮市の甲子園球場に招待し、各校が1試合ずつ戦う「2020年甲子園高校野球交流試合」の組み合わせ抽選会が8日、オンラインで行われた。群馬県代表の健大高崎は21世紀枠で選抜出場を決めた帯広農(北海道)と、桐生第一は昨年の甲子園大会で春夏連続4強入りした明石商(兵庫)とそれぞれ対戦することが決まった。

 ともに大会第5日の16日の対戦で、桐生第一は第1試合(午前10時~)、健大高崎は第2試合(午後0時40分~)の予定。

 抽選会後、健大高崎の戸丸秦吾主将は「新たな目標に全員で向かっていく。野球って面白いと思ってもらえるような試合をする」と話し、桐生第一の広瀬智也主将は「最高の舞台で最強の相手と対戦することになって幸せ。集大成の場として笑って終えられるよう準備したい」と力を込めた。

 選抜大会は3月19日に開幕予定だったが、同11日に史上初めて中止が決まった。その後、日本高野連は“救済措置”を検討し、6月10日に交流試合の開催を発表していた。

 高校野球では、今夏の第102回全国選手権大会と出場権を懸けた地方大会も全て中止となった。群馬県では今月18日から独自大会が開催される。

◎「勝ちに行く」「自分たちの野球を」 対戦相手決定に闘志燃やす
 今春中止となった選抜高校野球大会の出場校に選ばれていた全国32校による交流試合の組み合わせ抽選会が行われた8日、県内対象校の桐生第一と健大高崎の選手らが甲子園での健闘を誓った。昨秋の明治神宮大会準優勝の健大高崎は21世紀枠の帯広農(北海道)と、秋の県大会を制した桐生第一は全国屈指の明石商(兵庫)と対戦が決まり、「勝ちに行く」「自分たちの野球を見せる」などと闘志を燃やした。

■第5日・第1試合 桐一VS明石商(兵庫) 強豪撃破へ守備強化
 桐生第一の3年生28人は、校内で抽選の中継を見守った。別室に待機していた広瀬智也主将が選んだくじは相手枠が空白の「12B」。その後、もう一方に「明石商」の札が貼られると、経過を注視していた選手は「うおー」「楽しみ」と大きなどよめきを上げた。

 明石商は最速151キロの右腕中森俊介、強打者の来田涼斗主将らプロ注目の選手が在籍する。長打力に加え、スクイズなど意表を突く攻撃もあり、今泉壮介監督は「大量失点につなげないために守備を強化したい」と課題を指摘。全国トップレベルの本格派投手との対峙たいじに関し、中軸を担う広瀬主将は「バットを短く持ったり、コンパクトなスイングを心掛けたりしたい」と早くも攻略に向けて考えを巡らせた。

 ベンチ入り選手を全員出場させるか問われた今泉監督は「ベストメンバーでいく。やるからには勝つ」と明言。部員には「相手は同じ高校生。最高のパフォーマンスを見せられるように準備しよう」と力強く呼び掛けた。

■第5日・第2試合 健大VS帯広農(北海道) 投手の踏ん張りが鍵
 オンラインの抽選会に挑んだ健大高崎の戸丸秦吾主将は「一番初めの文字を取ろう」と事前に3年生全員で決めていたため「ア」の札を指定。「ア」を「A」と読み間違える場面もあり、「緊張してしまった」と苦笑いで振り返った。

 帯広農とは昨年8月の北海道遠征で対戦。チームを半分に分けたため、戸丸主将や青柳博文監督は不在だったが、健大が打撃戦を制した。青柳監督は「非常に良い打撃をするチームと聞いている。投手陣がどれだけ粘れるか」と勝利の鍵を語った。捕手の戸丸主将も「最少失点に抑えることが重要」と力を込めた。

 ベンチ入りの20人は全員3年生の方針。投手は4、5人を登録する予定で、青柳監督は「展開によるが、多くの選手に甲子園を経験させたい」とした。

 今年1月から多彩なプレーで観客を魅了する「スペクタクルベースボール」をスローガンに掲げる。今回は無観客だが、中継を通し「走るだけでなく、いろいろなパターンの勝ち方がある自分たちの野球を見せる」(戸丸主将)と意気込んだ。

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