《準決勝》健大高崎 宿敵に雪辱果たす 前橋育英に11―9
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健大高崎―前橋育英 7回表健大1死二、三塁、戸丸が古滝をかえす中犠飛を放つ=桐生
7回表健大高崎1死一、三塁、古滝のバントで木川がかえり8点目
健大高崎―前橋育英 2回裏育英2死、先制のソロ本塁打を放ち、笑顔でホームベースを踏む細野=桐生

 ▽準決勝(桐生)
健大高崎
 000 412 220―11
 013 000 014―9
前橋育英


 ○…健大高崎が中盤以降に得点を重ねた。4点先行された四回、古滝の3点三塁打や中田の適時打で同点。五回は木川の右前打で勝ち越した。六回には山畑、橋本脩の連打で2点追加し、引き離した。

 前橋育英は二回に細野のソロで先制。九回に野村の適時三塁打などで2点差に迫ったが、及ばなかった。

「ミスで大量失点」 前橋育英・須永武志主将の話
 気持ちで負けないようにと思っていた。自分のミスで大量失点してしまった。

◎打線に勢い  中盤から引き離し…健大高崎
 周囲の期待通りに勝ち上がって迎えた準決勝。立ちはだかったのは、4年連続で夏の頂点に君臨し続けた宿敵だった。昨秋の県大会準決勝も含め、「ずっと負けている相手だから意識してきた」(戸丸秦吾主将)。長年の雪辱を、やっと果たせた。

 無我夢中だった。4点先行されて迎えた四回、1死満塁の好機で打席に立った6番古滝友哉は2球目を振り抜いた。「集中し過ぎて何の球を打ったのか覚えてない。とにかく負けそうな流れを断ち切りたかった」。空高く上がった打球は右中間を抜けて走者一掃。「普段はあまり感情を出さない」が、三塁に到達した時には湧き上がる気持ちを抑えきれず、ガッツポーズした。

 打線は勢いに乗った。五回は4番木川玲が「体が瞬時に反応した」と直球を強振、右前打で勝ち越した。昨秋の前橋育英戦は、チームが負けるのをベンチで眺めるだけだった。だからこそ「得意の打撃で勝利を呼び込みたかった」。

 2年前の「最強世代」と呼ばれた先輩が敗れた強豪校を倒し、念願の決勝戦に進んだ。戸丸主将は「16日に甲子園で試合するが、本来は優勝しなければ立てない舞台。残り一戦を勝つために、しっかりと準備したい」。仲間と喜びを分かち合う瞬間が、目の前に迫っている。(斎藤大希)

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