《有終の甲子園》健大高崎 堅守で流れを 投手陣充実 打も好調
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県高校野球大会でチームのピンチを救った長谷川
県大会で二塁打4本を放って得点源となった木川
 

 聖地での勝利は守備に懸かっている。対戦する帯広農(北海道)は7月に行われた北北海道大会十勝支部予選で、5割を上回るチーム打率をマーク。青柳博文監督は強力打線を警戒し、「群馬県高校野球大会で(守りに)ほころびが出た。大量失点しないことが重要だ」と語る。

 要となる投手陣は昨秋の明治神宮大会準優勝に導いた左右の本格派で挑む。先頭を走るのがプロ注目の左腕下慎之介だ。決め球のスライダーを武器に、今夏は22回を投げて22奪三振と勢いに乗っている。右腕橋本拳汰は191センチの長身から投げ下ろし、6回を無四球、自責点0。試合は2人の好投でいかに相手を抑え込むかが鍵となる。

 継投も心強い。右腕の長谷川秀はピンチで登場する「仕事人」。準決勝の前橋育英戦は2点奪われた三回途中から登板、大量失点のピンチを食い止めた。甲子園の相手は打率5割の水上流暢ら強打者が多いが、「決して出塁させず、投球で攻撃にリズムを持っていきたい」と力を込める。

 充実した投手陣を後押しするように、今夏は5試合で61安打37得点と打線が上位から下位までむらなく打った。4番を担った木川玲は4割7分1厘、二塁打4本を放った。冬場の打撃練習によって飛距離が伸びたといい、「県大会は結果を残せた。甲子園でもヒットを量産したい」と活躍を誓う。

《帯広農》強力打線が看板 5割超える打率
 昨秋の北海道大会で公立校で唯一、4強入り。21世紀枠で選抜大会初出場を決めていた。今夏の北北海道大会は7月の十勝支部予選を勝ち上がったが、8月の本大会初戦で旭川龍谷に5-6で敗れた。

 強力な打線が看板で、十勝支部予選のチーム打率は5割1分8厘。主砲の水上流暢だけでなく、下位打線も投球に食らい付く。投手陣は井村塁主将と千葉俊輔の両右腕が軸。井村は粘り強い投球、千葉は多彩な球種で打者を手玉に取る。

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