《秋季関東高校野球》健大高崎 連覇へ好発進 前橋商は初回失点響く
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日本航空(山梨)―健大高崎 4回裏健大1死二塁、綱川が高村をかえす左越え2点本塁打を放つ=千葉・ZOZOマリンスタジアム
前橋商―常総学院(茨城) 4回裏のピンチで、マウンドに集まる前商ナイン=千葉・柏の葉公園野球場

 【千葉=斎藤大希、和泉皓也、丸山朱理】来春の選抜高校野球大会の重要な選考資料となる第73回秋季関東地区大会は24日、千葉県で開幕、千葉市のZOZOマリンスタジアムなどで1回戦3試合を行い、2年連続優勝を目指す群馬県1位の健大高崎は6-1で日本航空(山梨2位)を下して準々決勝に進んだ。群馬県2位の前橋商は常総学院(茨城2位)に0-9の七回コールドで敗れた。健大は27日、柏市の柏の葉公園野球場で国学院栃木(栃木1位)と対戦する。

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▽1回戦
日本航空(山梨2位)
 000 000 001―1
 002 200 02×―6
健大高崎(群馬1位)


 ○…健大高崎が着実に得点を重ねて初戦突破した。三回1死二、三塁から桜井の左前打や小沢の右犠飛で2点先取。四回に綱川の左越え2ランで加点し、八回にも伊藤の本盗などで引き離した。

 先発野中は4回を3安打無失点と力投。救援陣3人は1失点に抑え、野手も3併殺と好守が光った。

◎左腕対策が奏功 12安打6得点
 健大高崎が12安打6得点で快勝し、2連覇へ幸先良いスタートを切った。青柳博文監督は「(打線が)迷いなく振れており、上位から下位まで切れ目なく打てている」と評価する。県予選覇者が存在感を示した。

 山梨県大会で活躍した日本航空の左腕複数の攻略が必要だった。8日の組み合わせ抽選で対戦が決まってから、左投手を相手に打撃練習を積んだ。ビデオを見て内角の厳しいコースを突いてくると予測し、同じ球筋を打ち込んで全員が自信を付けた。

 努力は結果に表れた。三回に1番堀江晃生からの3連打で先制すると、四回には8番綱川真之佑が125キロの内角球を芯で捉えて2ラン。練習試合も含めて1カ月ぶりとなるアーチに、「入ったと思った。練習通りに打つことができて気持ち良かった」と喜んだ。

 県予選6試合で5失策だった守備は3併殺と完璧に修正。二、三回に2死満塁のピンチを迎えたが、先発野中駿哉が後続を打ち取り、主導権を与えなかった。

 反省点もあったが、大切な初戦を勝利に収めて指導陣、選手ともに相好を崩して球場を後にした。小沢周平主将は「満塁の場面でも落ち着いて連係を図れた。今回のように力まず、勝つだけ」。選抜出場が有力となる4強入りは目の前だ。(斎藤大希)

 ▽1回戦
前橋商(群馬2位)
 000 000 0―0
 400 104 ×―9
常総学院(茨城2位)

(七回コールド)

 ○…前橋商は初回の失点が痛かった。立ち上がりに苦しんだ先発茂田が2番打者から長短5連打を浴びて4失点。その後は四回のピンチを1失点に抑えたが、六回に再び捕まり、救援の筑田も止めきれなかった。

 攻撃は四回、二塁打の塩坪が茂田の右前打で本塁を突いたがタッチアウト、無得点に終わった。

◎完敗に成長誓う
 全国に名を馳せる強豪・常総学院を前に、前橋商は投打で圧倒された。住吉信篤監督は「走攻守においてレベルが違った。相手の圧力に浮き足立ってしまった」と総括。敗因に挙げた初回の4失点が重くのしかかった。

 先発茂田侑大も初回に喫した連打を悔やんだ。「球種は間違っていなかった」。平ら気味の慣れないマウンドに対応しきれず、上半身で投げて高めに入ったところを見逃してもらえなかった。

 二回からは打者のタイミングを外す本来の投球を取り戻した。三回、先頭の3番打者を低めの直球で三振、4、5番を得意のチェンジアップを交えて三ゴロに打ち取り三者凡退。二~五回を無安打で抑えた。「初回を最少失点で耐えていれば、展開も変わっていたかもしれない」と悔いを残した。

 打線は相手の速球派の好投手を前に精彩を欠いた。この日唯一、敵失を含めて全打席で塁に出た塩坪永勢主将は打撃力向上に加え、走塁失敗や3失策の守備を課題に挙げた。「この冬を乗り越えて成長したい」と関東で得た経験を春夏に生かすための猛練習を誓った。(丸山朱理)

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