《秋季関東高校野球》健大高崎4強入り センバツ連続選出へ前進
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準々決勝で国学院栃木を下し4強入りした健大高崎。スタンドへのあいさつを終えるとほっとした表情を浮かべた=千葉県柏市・柏の葉公園野球場
健大高崎―国学院栃木 8回表健大無死三塁、小沢の邪犠飛で桜井がかえり8点目
4回表健大高崎無死、森川が先制の足掛かりとなる二塁打を放つ

 【千葉=大橋周平、斎藤大希】高校野球の第73回秋季関東地区大会は27日、千葉県柏市の柏の葉公園野球場などで準々決勝4試合を行い、群馬県1位の健大高崎が8-1で国学院栃木(栃木1位)を八回コールドで下した。来春の選抜大会出場が有力とされる4強入りを果たした。選抜出場が決まれば、群馬県での同一校の連続選出は65年ぶり。準決勝2試合は31日、千葉市の千葉県野球場で行い、健大は専大松戸(千葉3位)と対戦する。

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 健大は四回、先頭の森川倫太郎の二塁打や犠打で1死三塁とし、綱川真之佑の内野ゴロで先制。無死一、二塁とした五回は小沢周平の右前適時打、野中駿哉の中犠飛で加点した。八回には桜井歩夢の走者一掃の三塁打などで4点追加し、勝負を決めた。

 投手は先発野中が打たせて取る投球で5回を1失点と試合をつくった。継投した中野颯太、高松将斗は無失点に抑えた。

 今大会は来年3月に甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催される選抜大会の重要な選考資料となる。関東・東京地区で6枠が割り振られ、関東はベスト4が選出ラインとされる。27日は健大、専大松戸のほかに、東海大甲府(山梨1位)、常総学院(茨城2位)が勝ち上がった。

◎栃木1位を投打で圧倒 連覇へ勢い増す
 念願の春の甲子園出場をたぐり寄せた。27日に千葉・柏の葉公園野球場などで行われた高校野球の秋季関東地区大会は、健大高崎が準決勝進出を決め、昨年に続いて選抜大会出場を有力にした。チーム発足から公式戦無敗の常勝軍団が、関東2連覇に向けて勢いを増している。

 

▽準々決勝
健大高崎(群馬1位)
 000 121 04―8
 000 010 00―1
国学院栃木(栃木1位)

(八回コールド)

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 ○…健大高崎が小刻みに加点してコールド勝ち。四回、二塁打の森川が犠打で三進、綱川の三ゴロで先制した。五回は小沢の右前適時打、野中の犠飛で2点追加。八回にも桜井の3点三塁打などで引き離した。

◎3週間ぶり先発の森川が奮起 打線は四回二塁打で火がつく
 投手は先発野中が5回を1点に抑えた。継投した中野と高松が3回を2安打無失点で締めた。

 静かな健大高崎打線が中盤以降、息を吹き返して得点を重ねた。三回まで相手投手を打ちあぐね、わずか1安打。活気づく契機となったのが、四回に森川倫太郎が放った二塁打だった。

 身長186センチの大砲は県予選で4打点を挙げたが、ほとんどの公式戦で途中出場だった。この日は指導陣に強打を買われて、3週間ぶりの先発出場に。「起用してもらったので、得意の打撃でチャンスを生もうと思った」。悔しさをばねに、強い気持ちで試合に臨んだ。

 先頭だった四回、左打者に対して多かった内角球を狙って振り抜くと、打球は右翼線へ。次打者のバントで三塁に進み、綱川真之佑の内野ゴロで走りだして1点先取した。膠着こうちゃくしつつあった試合を動かし、青柳博文監督は「何とか点を取りたかった。あの、森川の1本が大きかった」とたたえた。

 このプレーで刺激された打線が奮起する。五回無死一、二塁で打席に立ったのは小沢周平主将だ。送りバントに失敗したものの、右前適時打を繰り出してリードを広げ、「失投を見逃さずに打つことができた」と喜んだ。

 上級生に交じり、今春の選抜大会で活躍が期待された選手もいるが、中止となった。無念さを味わったからこそ、チームは甲子園を第一の目標にして練習に励んできた。「(4強入りが懸かる)ここで勝ててうれしい。だが戦いはまだ続く」(小沢主将)。この勢いは誰にも止められない。(斎藤大希)

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