《若駒杯 決勝T》桐生第一 健大高崎 決勝へ
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伊勢崎清明―桐生第一 7回裏桐一1死満塁、篠原慎が三走宮本をかえすサヨナラの中犠飛を放つ=西毛総合運動公園
健大高崎―樹徳 6回表健大2死一、二塁、佐々木が4点目の左前打を放つ

 高校野球の1年生強化試合・第32回若駒杯(県高野連主催、上毛新聞社後援)は1日、安中市の西毛総合運動公園野球場で決勝トーナメントの準決勝2試合を行い、桐生第一が3-2で伊勢崎清明にサヨナラ勝ちし、健大高崎が4-2で樹徳を下した。両校は2年ぶりに決勝(3日、同球場)で顔を合わせる。
◎桐一サヨナラ
 

▽準決勝
伊勢崎清明
0000002―2
0002001x―3
桐生第一

 ○…桐生第一がサヨナラ勝ち。七回、先頭宮本の二塁打を起点に満塁とし、1死後に篠原慎の中犠飛で勝負を決めた。四回は代打古賀と宮本の連続適時打で2点先取。投手は3人の継投で2失点。

 伊勢崎清明は七回、斎藤、丸山の連打から須田の2点二塁打で追い付いたが実らなかった。

◎4回の攻防で流れ
 桐生第一は序盤から苦しいゲーム展開だった。三回まで得点圏に走者を進めても一本が出ず、守備でも満塁のピンチを招き主導権を握れなかった。この状況を好転させたのが勝負どころを押さえた四回の攻防だった。

 まず表の守備。継投した右腕松原健太が、わずか5球で三者凡退に仕留めた。テンポ良く4~6番の攻撃を断ち切り、流れを引き寄せた。

 それを証明したのが裏の攻撃。1死二、三塁の好機が訪れた。2死後、松原の代打に立った古賀弘之佑が内野安打、待望の先制点を挙げて桐一ペースに。吉沢光祐監督は「練習の時から好調だった。いつかチャンスをと思っていた」と代打的中を喜んだ。

 七回は追い付かれたが、同点で耐えたという見方もできた。その裏にサヨナラの突破口となる二塁打を放った宮本亜鈴は「秋の県大会は連覇の重圧があったが、今は楽しむことを覚えた。失点しても楽しむだけだった」と笑顔で話した。

 3年ぶりの優勝まで、あと1勝だ。この日は快音が響かなかった選手も経験を次につなげる。5番三森結大は「バットは振れていた。決勝までに調整して打てるように」と誓った。
◎健大競り勝つ
 
▽準決勝
健大高崎
2000110―4
0020000―2
樹 徳

 ○…健大高崎が後半に勝ち越した。同点の五回2死一、三塁から重盗、佐々木が生還した。六回にも佐々木の適時打で加点した。立ち上がりは初回、鈴木の2点左前打で先制した。

 樹徳は三回、今野、高木の連打から林の適時打などで追いついたが、以降は好機に一本を欠いた。

◎守備で粘り好機に得点
 健大高崎は守備で粘った。樹徳の先発右腕は直球も変化球も切れる好投手で、思うように得点できなかった。一気に押し切れなかった分、失点を抑えた。

 「ヒットを打たれながらもゼロを重ねられたのが良かった。投手を含めてよく粘れた」。扇の要、関根啓衣太は堅守に胸を張った。自身は五回に味方の送球ミスをカバーし、飛び出した走者をアウトにした。直後に長打を打たれただけに、大きいプレーだった。六回には二盗も刺した。

 目立つプレーに限らず、無失策の安定感も頼もしかった。遊撃佐々木琉生は前日1回戦で失策を犯したその日のうちに、1時間半の守備練習に汗を流したという。「守備で我慢すれば後の攻撃につながる。集中力を切らさずにできた」と名誉挽回を喜んだ。

 攻撃は9残塁と課題を残したが、決勝も総力戦でぶつかっていく。この日は先輩たちが秋季関東大会でひと足先に優勝した。佐々木は「自分たちも優勝して『健大の時代』と言われるように」と決意した。

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