《若駒杯決勝T》桐生第一が3年ぶり栄冠 集中打で健大高崎下す
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3年ぶり8度目の優勝を決め、マウンドに集まって喜ぶ桐生第一=西毛総合運動公園

 高校野球の1年生強化試合、第32回若駒杯(群馬県高校野球連盟主催、上毛新聞社後援)は3日、西毛総合運動公園野球場で決勝を行い、桐生第一が9-0で健大高崎を下して3年ぶり8度目の栄冠をつかんだ。東毛の縦じまが投打で躍動し、実力を見せつけた。

 

▽決勝
桐生第一
 000 107 1―9
 000 000 0―0
健大高崎


 ○…桐生第一が投打に圧倒した。先発北村が変化球で緩急を付け、2安打完封。打線は六回、大川、三塚らの5安打に敵失が絡んで一挙7点。四回は1死一、三塁から井田の内野ゴロで先制した。

 健大高崎は七回、四死球や長沼の左前打で2死満塁としたものの、好機を生かせなかった。

◎6回に猛攻 一挙7得点
 「秋の県予選は準決勝で負けたから、若駒は優勝しよう」。桐生第一の1年生41人が一丸となって、決勝トーナメント前に掲げた目標を現実のものにした。指揮を執った1年生チームの吉沢光祐監督は「チームに吉報を届けられる。全員が主体的に動いたことが勝利につながった」と笑顔を見せた。

 入部時は新型コロナウイルスの影響で練習を思うように進められず、例年春に行われる若駒杯は「中止」が決まった。それでも「各自が前を向いて、やるべきことに取り組んできた」(宮本亜鈴あず主将)。若駒杯の秋開催が発表されてから、士気はさらに高まった。

 決勝まで進んだナインの勢いは止まらない。先発北村流音りおは「甘い球は確実に打たれる」と変化球を丁寧に投げ分け、三~六回を三者凡退。最終回は2死満塁のピンチを迎えたが、強い気持ちで後続を切って取り、この日は2安打しか許さなかった。

 打線は六回に集中砲火を浴びせた。無死一塁で打席に立った2番大川昇馬はサイン通りバスターエンドランを決め、敵失を誘って追加点を奪った。これで膠着こうちゃくした試合が動き、一挙7点を挙げた。2点打を放った9番提箸さげはし優雅は「流れに乗って思い通りの結果を残せた」と喜んだ。

 今夏、3年生が甲子園交流試合で聖地の土を踏んだ。宮本主将は「誰一人欠けることなく、自分たちの代も甲子園に行きたい」。若い芽は、これから成長を遂げる。(斎藤大希)

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