春季関東高校野球県予選《1回戦》渋川完封勝ち 伊勢崎に3-0
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伊勢崎―渋川 4安打完封した渋川の荒木=上毛新聞敷島

 高校野球の第73回春季関東地区大会群馬県予選第2日は11日、上毛新聞敷島など3球場で1回戦6試合を行い、渋川が3-0で伊勢崎を下した。太田は常磐との同地区対決を4-3でサヨナラ勝ちし、昨秋8強の高崎商大附は前橋西・尾瀬・松井田・嬬恋の連合チームに18-0で大勝した。大会第3日は13日、7球場で1回戦の残り14試合を行う。

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 ▽1回戦

伊勢崎
 000000000―0
 00002010×―3
渋 川


 ○…渋川の先発荒木が力投し4安打で完封した。打線は五回2死二塁から、水出の適時三塁打などで2点を先取。七回は1死一、二塁で冨沢が右前打を放ち1点を追加した。

 伊勢崎は外園、坂田、筑井、川端が単打4本を放ったが、好機を生かせず三塁を踏めなかった。

◎荒木にエースの自覚

 渋川の主戦荒木貴義が伊勢崎打線を手玉に取った。直球の最速は119キロながら、コースを的確に投げ分ける能力に長け、立ち上がりから安定し、四回までは三者凡退。その後も打たせて取る投球で、一度も三塁を踏ませなかった。荒木は「今までやってきたことを試合で出すことができた」と笑顔をみせた。

 挫折が荒木を強くした。昨秋の県大会、初戦の桐生第一戦で先発したが、初回から打ち込まれ2回でマウンドを降りた。打力があるチームに対し浮足立ってしまい、カウントを整えられなかった。「チームに迷惑をかけた」と、自責の念に駆られたが「立ち直って、強くならないといけない」。エースの自覚が芽生えた。

 冬場に投げ込み、インコースを突く直球と、スライダーの精度を高めコントロールを磨き上げた。四死球ゼロの完封勝利に、原悠太監督は「秋のイメージを払拭するようだった。本当に頑張った」と手放しでたたえた。

 冬を越えて頼れるエースに成長した荒木は「チームを引っ張っていけるよう、強気で攻めていきたい」と力を込めた。
(丸山朱理)

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