春季関東高校野球県予選《2回戦》四ツ葉・玉村・榛名・富実・下仁田・板倉の6校連合が延長11回粘勝 伊勢崎清明に7-6
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延長11回で伊勢崎清明を下し、喜ぶ四ツ葉中等・玉村・榛名・富岡実・下仁田・板倉の連合チーム=藤岡市民
 
 

 高校野球の第73回春季関東地区大会群馬県予選第5日は17日、藤岡市民球場で2回戦2試合を行い、四ツ葉中等・玉村・榛名・富岡実・下仁田・板倉の6校連合が延長十一回の末、7-6で伊勢崎清明を下して3回戦進出を決めた。部員不足による連合チームが県内の公式戦で2勝するのは春夏秋を通じて初めて。前橋東は9-2の八回コールドでシードの高崎北に圧勝した。雨天により高崎城南球場と伊勢崎市野球場の4試合が18日に、小倉クラッチ・スタジアム(桐生球場)の2試合が19日に延期となった。

 大会第6日は18日、安中市の西毛総合運動公園野球場などで2回戦6試合を行う。

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 ▽2回戦

四ツ葉中等・玉村・榛名・富岡実・下仁田・板倉
 00004110001―7
 00010050000―6
伊勢崎清明


(延長十一回)

 ○…連合が終盤の我慢比べを制した。延長十一回に大須賀の二塁打や三井の犠打などで1死満塁とし、岡野の左前打で勝ち越した。先発桐生は十一回1死一塁のピンチをしのぎ、完投した。

 伊勢崎清明は5点差の七回、目黒、三塚、藤見、丸山、大沢の5安打などで同点としたが、力尽きた。

◎連合初の公式戦2勝

 6校連合が一致団結し、大会2勝の壁を乗り越えた。県大会準優勝の経験を持つ実力校、伊勢崎清明を下しての3回戦進出。飯塚龍志主将は「互いに顔を合わせる機会は少ないけれど、楽しくプレーできた」と手応えをにじませた。

 七回に5点を失い、試合は振り出しに。両チームとも限界が近づく中、十一回に岡野瞬の適時打で勝ち越しに成功すると、先発桐生琉衣が174球を投げきり、リードを守り抜いた。

 新型コロナウイルスの影響で合同練習の時間が限られ、守備面の不安はあったが、四回無死一、三塁のピンチは併殺で最少失点に抑えた。苦しい戦いの中で、結束は強くなっていった。

 十一回に二塁打を放ち、決勝点となるホームを踏んだ大須賀勇人は熱投を続ける桐生を思い、「自分が何とかしてやりたいと思った」と声を震わせて振り返った。桐生も「励ましてくれた仲間のおかげで投げきれた」と感謝する。

 飯塚知之監督はこの日、40歳の誕生日を迎えた。「思いがけず大きなプレゼントをもらった。次も泥くさく戦って勝利を挙げたい」と笑顔だった。
(山崎遼)

◎清明の意地一歩及ばず

 ○…伊勢崎清明は終盤に意地を見せて追い付いたが、あと一歩及ばなかった。松本貫太郎主将は「チャンスで打ち上げるなど打撃がうまくいかず、点を取れなかったのが敗因」と振り返った。

 主戦清水智仁は四回まで9奪三振と力を発揮したものの、五回に4点を失い、マウンドを降りた。雨のため軸足が滑って踏ん張りが利きづらい状況だったが「配球が単調になってしまった」と受け止めた。

 高田繁監督は「能力の高い選手は多い。技術的に細かいところを修正していきたい」と夏を見据えた。

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