春季関東高校野球県予選《準々決勝》農二4強入り 1点守り健大を撃破
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農大二―健大高崎 9回裏健大の最後の打者を三振に仕留め、歓喜の輪をつくる農大二の選手=高崎城南球場
 

 高校野球の第73回春季関東地区大会県予選第9日は24日、高崎城南球場で準々決勝2試合を行い、農大二が昨秋王者で選抜甲子園大会に出場した健大高崎を1-0で破り、2017年夏以来の4強入りを決めた。館林は市太田を7-0の七回コールドで下し、準決勝に進んだ。大会第10日は25日、同球場で準々決勝2試合を行い、4強が出そろう。

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 ▽準々決勝

農大二
000000010-1
000000000-0
健大高崎


 ○…農大二が終盤の1点を守り切った。先発黒岩は変化球を交えて、打たせて取る投球で5安打完封。打線は八回、松本の中前打を足掛かりに、七井の犠打や相手のミスなどで決勝点を奪った。

 健大高崎は九回、桜井の右前打、小沢の右越え二塁打で無死二、三塁とするも後続が倒れた。

◎黒岩が強力打線を5安打完封
 九回裏、健大高崎二死2、3塁。一打逆転のピンチを農大二の先発左腕、黒岩光崇(こうたか)が空振り三振で切り抜けると、場内は驚きを交えた歓声に包まれた。昨秋の県大会を制し、選抜甲子園大会16強の健大高崎を5安打に抑えての完封勝利。殊勲の黒岩は「何が起こったのかわからない」と戸惑いつつも「めちゃくちゃ嬉しい」と笑顔をはじけさせた。

 九回を投げ、飛球でのアウトは18に上った。最速129キロながら、伸びのある直球に、カーブとチェンジアップを織り交ぜ、長打を狙う健大打線を次々と打ち取った。3回戦の高崎商大附戦でも先発したが、制球が乱れ1回1/3で降板。健大戦を前に「長打は打たれても仕方が無い。コースにいくしかない」と気持ちを切り替えたことが功を奏した。

 外野陣も堅守で黒岩をもり立てた。相手の上位打線に対しては深く守り、左右の打者に合わせて守備位置を細かく調整した。センターを守った斎藤巧は「予想どおりのところにフライが来た。良い守備ができた」と胸を張った。

 大会前から4強進出を目標に掲げてきた。強豪を下しての準決勝進出にも、佐々木武監督は「選手はよく我慢した。次もいつも通りにやるだけ」と朗らかに話した。黒岩は「ここからどれだけ行けるか、投手陣にかかっていると思う」とさらなる高みを見据え気を引き締めた。(丸山朱理)

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