高校野球 感染対策で前売り券限定に 手数料、高齢者買いやすさに課題
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事前に購入したチケットと健康状態申告書を提出して入場する観客=高崎城南球場

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、群馬県高野連は高崎城南球場で24、25日の春季関東地区大会県予選準々決勝で初めて、入場券を対面販売せず、ネット上のチケットサイトやコンビニエンスストアの前売りに限定した。大型連休中の準決勝、決勝も前売り限定となる。観客から「手数料がかかる」「高齢者は買いづらい」といった声もあり、県高野連は「本来なら対面販売したいが、感染拡大防止のための一時的措置」と理解を求める。選手と観客の安全に配慮しながら、多くの人の感染防止を図る模索が続く。

 県高野連は1~3回戦を一般観客を入れずに開き、有料試合の準々決勝以降は一般観客各日900人の上限を設けた。球場窓口の手渡しを避けて、入場券は前売り販売のみ。球場では健康状態申告書を記入してもらう。

 準々決勝は2日間で計1500枚程度のチケットが売れ、卒業生や野球ファンが足を運んだ。昨年は全国選手権群馬大会代替の県高校野球大会、秋季関東地区県予選ともに入場は保護者らに限られたが、例年多くのファンが観戦を心待ちにしていた。

 球場外でチケットが買えるため来場者の利便性は高まるが、購入時に入場料(中学生以上700円、小学生以下100円)の他に手数料がかかり、オンライン発券に不慣れな高齢者には難しさも残る。

 来場した男性(30)は「購入の仕組みは分かりやすかったが、手数料が300円程度かかり、割高に感じる」と指摘し、湯浅綾子さん(45)は「こういう状況(コロナ下)なので仕方がない。ただ高齢者には分かりづらいと思う。球場でも買える方が助かるのではないか」と話した。

 県外では神奈川県高野連などが同様の取り組みをしているほか、甲子園で行われた選抜大会は全席前売り指定席でウェブ販売のみだった。日本野球機構(NPB)、サッカーのJリーグ、バスケットボールのBリーグなどのプロや社会人球技ではオンラインの事前販売が普及している。
(丸山朱理)

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