群馬県2位・農二は茨城・常総学院と 強豪復活へ一丸 春季関東高校野球
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
実戦を想定して練習をする農大二
 

 高校野球の春季関東地区大会に出場にする本県2位の農大二は16日午後0時半から、山梨県富士吉田市の富士北麓公園野球場で常総学院(茨城1位)と初戦で対戦する。

◎木製バットで打撃技術磨く

 12年ぶりに関東切符をつかんだ農大二は、県予選で6試合のうち4試合で2桁安打を放った。2回戦で敗退した昨秋の県予選の悔しさをばねに、佐々木武監督が「想定していなかった」と驚くほどの奮闘で決勝までたどり着いた。

 練習は金属バットを一切使わず、木製バットと低反発バットを使う。打球を芯で捉える技術を磨いた。決勝も関学附の速球派投手陣から9安打を放ち、強化の成果を示した。

 打線を引っ張るのは1年時から公式戦に出ている4番小沢侑祐。攻撃を指導する坂上泰生副部長が「人一倍、探求心が強い」と評価する熱心さで冬場に力強いスイングを磨き、春の県予選で打率5割5分をマーク。小沢は打線のつながりを今後の課題に挙げ「夏に向けて、1点の取り方を変えていきたい」と考える。

 投手の力投も欠かせない。2年生の左腕黒岩光崇が準々決勝で選抜帰りの健大高崎を5安打完封。直球は最速129キロながら、チェンジアップなど変化球を駆使して打たせて取る技巧派だ。関東大会初戦の常総学院も選抜出場校。黒岩は「強豪と戦えることが楽しみ。上のレベルに通用するピッチャーになりたい」と多くを吸収するつもりだ。

 大会に向け、チームは実戦を想定した練習に取り組んできた。二塁手でムードメーカーの鵜木健成は「内外野の連係を深めて失点を減らしたい。声を出して引っ張っていく」と意気盛んだ。

 県予選の背番号は選手間の投票で決めた。指導者が見ていないところでの練習の取り組みや、人間性を互いに評価することでチーム力を培った。100人近い部員をまとめる福島隼斗主将は「個性が豊かだからこそ、助け合うことが大切」と強調する。強豪復活へ一丸となって着実に歩みを進めている。(丸山朱理)

◎常総学院(茨城1位)

 3年ぶり21度目の出場。140キロ台中盤の速球を投げる大川、秋本の二枚看板を軸に守備からリズムをつくる。チーム打率も3割7分3厘と攻守に隙がない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事