主将は女子マネ チームけん引 板倉高出場 立役者の福田さん
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主将としてチームを引っ張る福田さん

 7日開幕する第100回全国高校野球選手権記念群馬大会に、板倉高が3年ぶりに出場する。下仁田高との連合チームだが、部員ゼロの時期を経て復活を果たした。立役者は女子マネジャーの福田あんずさん(2年)。熱意を買われて部の主将を務め、チームを引っ張っている。

◎小学校から野球打ち込む 大会では記録員でベンチ入り

 大会直前の板倉高のグラウンド。うだるような暑さの中で、福田さんはノックを打っていた。ボールの勢いや方向を自在に操り、テンポ良く練習を進めていく。キャッチボールや打撃練習にも参加し、体操の声だしやあいさつの号令も任されている。

 福田さんは小学3年の時、父が監督を務める地元チームで野球を始め、エースとして活躍した。皆で力を合わせて勝った時のうれしさや一球で勝負が決まる厳しさ―。野球の魅力を存分に味わった。中学では野球部に入れなかったが、「やっぱり野球が好き。試合に出られなくても自分の経験を生かしたい」と、高校で再挑戦を決めた。

 入部した昨春、先輩はおらず、チームは同級生4人と福田さんの5人で始動。熱心にグラウンドに立ち続けた。伴場茂雄監督(48)は「誰よりも真面目に野球に取り組んでいる。福田さんがいなければ、チームが成り立たなかった」と振り返る。

 マネジャーを含め新入生3人を迎えた今年5月、下仁田高から連合チームに誘われ、夏の県大会出場が決定。テレビ中継を欠かさず見ていた福田さんにとって、憧れの舞台だ。記録員としてベンチ入りすることも決まった。

 対戦相手は昨年4強の明和県央高。強豪だが、「やってみないと分からないのが野球。諦めずに全力で戦って」とチームを鼓舞する。「何よりも試合の楽しさを選手に感じてほしい。それがきっと、来年につながる」と力を込める。

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