高校野球が開幕 前橋育英 節目の夏に堂々と甲子園を行進
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はつらつとした表情で行進する前橋育英ナイン=甲子園
握手を交わす近大付の藤本監督(左)と前橋育英の荒井監督

 【甲子園=小山大輔】第100回全国高校野球選手権記念大会が5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。史上最多となる全国の代表56校による開会式が開かれ、新調された深紅の大優勝旗を手にする王者の座を懸け、17日間の熱い闘いが始まった。群馬代表の前橋育英は大会第3日の7日、第3試合(午後1時開始予定)で南大阪代表の近大付と対戦する。

 4万2000人の大観衆が見守る中、前回優勝の花咲徳栄(北埼玉)を先頭に、興南(沖縄)から旭川大(北北海道)まで南から順に入場。育英は46番目に登場し、上原隆之介選手と笹沢大和選手の掛け声に合わせてはつらつと行進した。

 花咲徳栄の杉本直希主将が優勝旗を返還した後、近江(滋賀)の中尾雄斗主将が「多くの人々に笑顔と感動を与えられる、最も熱い本気の夏にする」と選手宣誓した。

◎前橋育英・荒井監督「恩田の投球が鍵」/近大付・藤本監督「相手の良さ吸収」

 群馬代表の前橋育英は第3日第3試合(7日午後1時試合開始予定)で南大阪代表の近大付と対戦する。育英・荒井直樹監督と近大付・藤本博国監督に展望を聞いた。

―相手チームの印象は。
 【荒井監督】左好投手を中心とした守りのチームで、うちの野球と似ている。その点でお互い我慢の試合になるだろう。
 【藤本監督】全国制覇している学校なので、きちっと夏のチームをつくってきている。守りを中心とした野球でチームカラーは近い。

―注目選手と対策は。
 【荒井監督】左腕大石(晨慈)君は一番警戒しないといけない。左との対戦はあまり多くないので、それがどう出るか。いろんな形で崩していきたい。4番は打率があまり高くないが、数字に表れていない力がある。やってみないと分からないので、情報をキャッチしながら戦う。
 【藤本監督】4番小池(悠平)君は予選3本塁打など長打力がある。夏にきちっと結果を残せるのは、ちゃんと練習をしてきたからこそ。ただ、個々の選手というよりチーム力で勝ち上がってきているので、試合中に対策をしていくことが必要になると思う。

―理想の試合展開は。
 【荒井監督】守りのチームなので失策での失点は防ぎたい。ただ、ミスがあったとしてもなんとか最少に食い止め、後半勝負に持ち込む。
 【藤本監督】先に点はほしい。10年ぶりの出場で、硬くならないのは難しい。甲子園を知る相手の良さを吸収し、本来の自分たちの野球をする。

―チームのキーマンは。
 【荒井監督】恩田。どういう投球をできるか。予選決勝では守りのミスで失点した。内野の守りも鍵になる。
 【藤本監督】うちのスタイルからいくとやはり大石。技術的なことよりも、気持ちの面で攻めることで野手の動きが良くなる。

―仕上がり具合と、意気込みを。
 【荒井監督】予選の重圧を乗り越え、解き放たれたような状態。試合間隔があいたので実戦的な練習をして初戦を迎える。この舞台で野球をやらせてもらえる感謝の気持ちを伝えるには、自分たちの持つ力を出し切ることだと思う。一つ一つのプレーをしっかりやりたい。
 【藤本監督】限られた時間の中でいい感じに仕上がっている。心配していたが、選手はリラックスしている。100回の節目の大会に出場できることに喜びを感じ、大阪の代表として誇りを持って臨み、はつらつとプレーする。

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