前橋育英 打撃が上向き 戦い抜く あす近江(滋賀)と2回戦

 【甲子園=小山大輔、大橋周平】第100回全国高校野球選手権記念大会の本県代表前橋育英は、甲子園球場で行われる13日の第3試合(午後2時半開始予定)に登場し、近江(滋賀)との2回戦に挑む。北原翔主将は「ここまできたら全国制覇しかない」と最後まで戦い抜く意気込みだ。

 育英は5月中旬の練習試合で近江と対戦した。その時は10―3で下したものの、夏を前に互いの先発メンバーは入れ替わった。荒井直樹監督は「過去の練習試合は参考にならない」と気を引き締める。

 7日に迎えた近大付(南大阪)との初戦は、主戦恩田慧吾が完封勝利。高橋光成(西武)を擁して優勝した2013年の1回戦を再現した。攻撃では少ない好機を生かして前半に2点を奪ったものの、プロ注目左腕大石晨慈の後半の配球変更に「対応が遅れた」(北原主将)。六回以降6三振を喫し、三者凡退が続いた。低めの変化球に苦戦し、相手より1本少ない5安打と課題の残る内容だった。

 ナインは翌8日を休養日とし、夜は京セラドーム大阪で「偉大な先輩」高橋の今季初登板を観戦、気分をリフレッシュした。9日再開した打撃練習から低めの変化球の見極めを重視。主砲小池悠平や1番久保昌大、代打の切り札石田大夢らが本塁打級の快音を響かせた。実戦練習では打線がつながり、攻撃陣の調子は上向いている。

 初戦無安打だった3番橋本健汰も「打てなかった次の試合に打てる選手」(荒井監督)と期待は大きい。攻守で存在感を示した丸山大河と、聖地で先制打を飾った剣持京右の2年生コンビの動きに硬さはなく、絶好調だ。2回戦も大暴れするかもしれない。

 16強を前に立ちはだかる近江は、地方大会で本塁打ゼロ。にもかかわらず、甲子園初戦で選抜大会準優勝の智弁和歌山(和歌山)を相手に、3本のアーチを架け撃破した。4番北村恵吾は打率5割超の強打者。甲子園史上62人目となる個人1試合2本塁打以上を記録した。

 投手陣は左右4人による早めの継投策と奇策がはまった。先発は「1」を付ける左腕金城登耶でも、経験値の高い林優樹でもなく、滋賀大 会1イニングのみの右腕松岡裕樹。打者一巡してから林を送り、続いて速球派右 腕の佐合大輔にスイッチ。九回は金城が締めた。

 多賀章仁監督は「2回戦はイニングの先頭打者をいかに抑えるかがポイントになる」とし、信頼を寄せる捕手有馬諒の好リードで育英打線を2点以下に抑えるつもりだ。

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