《秋季関東高校野球県予選》8強激突 4カードとも私学vs公立
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(左から)出塁率6割超を誇る桐生第一のリードオフマン工藤、2試合に先発し、チームを初のベスト8進出に導いた渋川青翠の宮下
 

 来春の選抜甲子園につながる高校野球の第71回秋季関東地区大会群馬県予選は22、23の両日、桐生球場で準々決勝4試合を行い、4強が決まる。1977年の創部以来、初めて県大会で8強入りした渋川青翠はシード樹徳と対戦。伊勢崎清明と健大高崎は今夏の準々決勝に続いて顔を合わせる。夏の覇者・前橋育英は館林と、3年ぶりの選抜を狙う桐生第一は高崎商と激突する。上位2校に与えられる関東大会出場権(10月20日開幕、山梨)まであと2勝。どの試合も目が離せない展開になりそうだ。

《前橋育英―館林》

 今大会のダークホース的存在の館林は、2回戦で前橋商を撃破して14季ぶりに8強進出を決めた。3試合5打点を挙げた家冨晃遥や打率5割の清水健斗らを中心に、打線全体が勢いに乗っている。前橋育英は経験豊富な剣持京右が2試合5打点で、チーム打率3割6分5厘の打線をけん引。主戦梶塚彪雅は、3回戦で3安打3打点と投打に活躍した。昨秋は届かなかった準決勝を目前に捉える。

《伊勢崎清明―健大高崎》

 今夏の準々決勝に続く対戦となる。伊勢崎清明は初戦でシードの関学附を破り、勢いそのままに8強進出。3回戦の沼田戦で逆転打を含む4打点を挙げた長瀬晴人をはじめ、打線につながりがある。健大高崎は3試合で8盗塁。2回戦の前橋戦ではツーランスクイズを決めるなど多彩な攻撃パターンを誇る。投手陣も経験値の高い久保田悠斗、藤原寛大を中心に防御率は0.41と8校中トップ。

《渋川青翠―樹徳》

 渋川青翠は、初の準々決勝進出を支えた主戦宮下侑が鍵をにぎる。独特なフォームから繰り出す直球を武器に、個人防御率0.56を誇る。打率5割以上の根岸綾世、萩原大樹らを中心に打線で援護したい。樹徳は攻守のバランスに優れる。3回戦の桐生商戦で本塁打を放った4番尾内勇輝に加え、2安打の7番青木珠祐も打率4割を超える。延長十回でサヨナラ勝ちした粘り強さも大きな武器だ。

《桐生第一―高崎商》

 ともにノーシードから勝ち上がった両雄の一戦。桐生第一は出塁率6割超で俊足の工藤ナイジェルを筆頭に打線が活発。3試合で32得点を挙げた。投手は本木康介が11回を投げてわずか1失点と、抜群の安定感を誇る。高崎商は高経附との初戦で逆転サヨナラ勝ち。打率5割の2番星祥太の働きが鍵を握る。投手陣は橋本稜太と松田颯太の二枚看板で、継投のタイミングが重要になりそう。

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