桐生第一 延長タイブレークで初戦惜敗 秋季関東高校野球
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習志野(千葉)-桐生第一 5回途中からロングリリーフし、粘り強い投球を見せた桐一の杉山=山梨・山日YBS球場
習志野(千葉)-桐生第一 2回裏桐一無死、久保田が先制の左越え本塁打を放つ=山梨・山日YBS球場

 【甲府=関口和弘、吉野友淳】第71回秋季関東地区高校野球大会は21日、甲府市の小瀬スポーツ公園山日YBS球場で1回戦3試合を行い、群馬2位の桐生第一は延長十四回タイブレークの末、1―3で習志野(千葉2位)に惜敗した。1回戦を突破した群馬1位の前橋育英は22日午後2時から同球場で山梨学院(山梨2位)と準々決勝を戦う。

  ▽1回戦
 習志野(千葉)
  001 000 000 000 02―3
  010 000 000 000 00―1
 桐生第一
(延長十四回、十三回からタイブレーク)


 ○…桐生第一が延長十四回に及ぶ熱戦に敗れた。二回に久保田の本塁打で先制。五回途中から登板した杉山が十二回まで4安打に抑えて好投、野手も好守備で支え、延長戦に突入した。

 無死一、二塁から始まるタイブレークでは十三回に工藤の中飛で三走が本塁を突いたが憤死。2点を勝ち越された直後の十四回は1死二、三塁から後続が連続三振に倒れた。

◎好機生かせず 打ちあぐねる

 何度も土俵際に立たされながら踏みとどまった桐生第一だったが、力尽きた。延長に入ってからは杉山直杜なおとの気迫の投球で再三のピンチをしのいだが、打線は相手2番手の140キロを超える直球を最後まで打ちあぐねた。

 延長十一回の無死満塁、タイブレーク十三回の1死一、三塁を内野手の好守備で切り抜けて、流れを引き寄せた。十三回裏、代打石垣創次郎が初球に送りバントを決め、1死二、三塁。ここで1番工藤ナイジェルが中堅に飛球を打ち上げた。三走杉山がタッチアップで果敢に本塁へ突っ込んだが、好返球で憤死。絶好のサヨナラ機を逃した。

 続く十四回の守備では、五回途中から登板し、無失点に抑えていた杉山が甘く入ったスライダーを捉えられて二塁打を浴び、2点を奪われた。その裏も1死二、三塁としたが一本が出ず無得点。3時間38分の熱戦だったが、勝利には手が届かなかった。

 今泉壮介監督は「投手力、攻撃力ともに相手が上だったが、勝てるチャンスは十分にあった」と悔しさをにじませた。県予選直前に監督が交代、練習内容も変わり、ナインに戸惑いもあった。山口真永主将は「これで全てが終わったわけではない。この冬で弱い部分をなくしていく」と前を向いた。選抜出場は厳しくなったが、悔し涙を糧に春、夏へ向かう。(吉野友淳)

◎好リードと先制本塁打…桐生第一・久保田

 桐生第一の5番久保田駿斗が二回に先制のソロ本塁打を放った。相手左腕の甘く入ったスライダーを振り抜くと、打球は高々と上がり、左翼席へ吸い込まれた。「ストライクを取りにきた球をうまく打つことができた。先制点が大事になると思っていた」と公式戦初本塁打を振り返った。

 九回には投手強襲の内野安打を放ち、守備でも捕手として本木康介、杉山直杜(なおと)の両右腕を好リードで支えた。「練習してきたことを出せた部分もあったが、勝負所で自分たちの甘さが出た」と唇をかんだ。

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