BCリーグが開幕 ペガサス 敵地で福島に11-6で快勝
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福島―群馬 七回表群馬、先頭で同点ソロを放ち、ベンチの仲間に駆け寄る中道(9)=福島・あいづ球場
福島―群馬 七回表群馬2死満塁、瀬口が勝ち越しの3点二塁打を放つ=福島・あいづ球場

 【福島=田中憲一、中里圭秀】野球の独立リーグ、ルートインBCリーグが20日開幕し、2年ぶりのリーグ制覇を目指す群馬ダイヤモンドペガサスは福島県会津若松市のあいづ球場で福島と対戦、11-6(規定により八回時間切れ)で逆転勝ちした。五回に逆転を許したものの、七回に中道大波の同点本塁打と瀬口拓也の満塁の走者一掃の二塁打で再逆転した。新型コロナウイルスの影響で当初予定より2カ月以上遅れてシーズンインを迎え、試合は無観客で行われた。七回以降、2時間45分を超えて新しいイニングに入らない規定が適用された。21日は高崎城南球場に福島を迎え、ホーム開幕戦を無観客で行う。

 ◆福島-群馬1回戦(20日・群馬1勝、13時30分、あいづ)
群馬ダイヤモンドペガサス
 11011043-11
 10022010-6
福島ホープス
(八回規定により終了)
▽勝 中嶋1試合1勝
▽S 田代1試合1S
▽敗 斎藤1試合1敗
▽本塁打 兼板1号(1)(島)井野口1号(1)、中道1号(1)(以上群)


◎救援の中嶋に白星
 ○…群馬は13安打と打線が爆発した。1点を追う七回、この回先頭の中道のソロ本塁打でまず同点。湯井の左前打や敵失、大堀の四球で満塁とし、瀬口が走者一掃の左中間二塁打を放った。八回は速水の2点適時打で突き放した。

 先発庄司を救援した中嶋が2回1失点でつなぎ、田代が無失点で締めた。

◎新戦力・中道が同点弾
 スタメンに新入団選手5人が名を連ねた新生ペガサスが、劣勢からの猛攻で敵地で幸先の良いスタートを切った。五回に逆転されて苦しい展開だったが、七回に新戦力が底力をみせた。

 この回先頭、社会人野球のゴールドジムBC(東京)から加入した中道大波。四回に自らの失策が失点につながったことで「取り返すにはホームランしかない」と2球目のスライダーを左翼席へ。同点弾で打線を活気づけた。続く打席も左前打。「全試合出場したい」と新天地で足場を築いた。

 先発したチーム3季目、庄司海斗は5失点も「考えた配球はできた。要領良く投げれば九回まで行ける」と手応えを得た様子。七回1死から登板した同じく3季目の田代大輝は打者5人を無走者に封じて昨季防御率トップの貫禄を示し、「(球速)145キロ以上を出す」と今季も守護神としての活躍を誓った。

 牧野塁監督は「課題も出たが100点満点」と攻撃陣をたたえた。21日のホーム開幕戦はエース青柳正輝(伊勢崎清明高出身)を先発に立てると明かし、「大事な戦い。まずは連勝を」と万全の態勢で臨む。鹿沼柊汰主将(前橋商高出身)は「勢いをつけて信濃戦につなげたい」と、同地区同グループでレギュラーシーズン60試合中40試合を戦うライバルとのカードに闘志をみせた。(田中憲一)

◎瀬口勝ち越し打 ペガサス開幕戦勝利
 期待の移籍選手が群馬ダイヤモンドペガサスの開幕戦勝利を決定付けた。同点に追い付いた七回表2死満塁、5番瀬口拓也が真ん中の直球を左中間に運び、走者一掃の勝ち越し二塁打とした。

 四国アイランドリーグplusの徳島で昨季、牧野塁監督とともに独立リーグ日本一を経験した好打者は「オープン戦で勝てなくてどうなるか分からない中、良い形でシーズンに入れた」と殊勲の一撃を喜んだ。

 カウント1-1で狙い球を真っすぐに絞った。以前のオープン戦で相手右腕を分析し、直球に自信を持っていると分かったからだ。「追い込まれるまでは真っすぐを狙った。少しバットを短く持って、振り負けない意識だった」と、思惑通りに打ち返した。

 徳島では上位打線を支えた。BCリーグでは初対戦の投手が増えるため、打席での駆け引きに一段と集中している。「僕は状況に応じた打撃が持ち味。チームは年下の選手も多いので、良い影響を与えられる存在になりたい」と心強い口ぶりだった。(中里圭秀)

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