《飛べペガサス 主力選手に聞く 下》リーグ1000安打狙う 井野口祐介
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「野球教室で小中学生に経験を還元したい」と話す井野口

 ベテラン、井野口祐介(桐生商高出身)はBCリーグ発足時から活躍を続け、首位打者やシーズンMVPなど数々のタイトルを獲得してきた。誰もが認めるリーグのレジェンドが2年の米独立リーグを含め通算15年目のシーズンを迎える。

―野球に対する考えの変化はあったか。
 NPB(日本野球機構)入りだけを目指していたが、渡米や年を重ね、「上を目指すだけでは野球を楽しめない」と、30代になり視点が変わった。家族と過ごす時間をつくるなど24時間すべてを野球につぎ込まなくなった。一つの職業と捉えオフシーズンの仕事と両立させるようになってきた。

―昨季は育成に力を入れようと若手中心のチームになった。
 たとえ助っ人外国人がいてもレギュラーで活躍できないようではNPB入りは難しい。改善策に気付く前にチームを去ってしまう選手が多い。言い方を工夫し、必要と思ったことを積極的に伝えてきた。

―信濃に苦戦したシーズンだったが。
 リーグ上位にいることが多かった分、勝利のうれしさと難しさをあらためて知ることができた。夏場は連敗が続き「こんなに勝てないものか」と思ったが、終盤では粘り強さが出て、若手の成長の速さを感じた。

―今季はどんな活躍をみせたいか。
 昨季は復調させる手段を講じてもなかなか結果につながらなかった。シーズン6本塁打では物足りない。メンバーも大きく変わる。積極的に会話し、開幕までにまとまりあるチームにしたい。

―3月で36歳になる。これからのキャリアをどう考えているか。
 年齢的な衰えは1ミリも思っていないし、ベテランだからと言い訳はしたくない。プロ野球の世界では同じ年で活躍する選手はいる。経験を生かし、けが予防に努めながら効率良く練習し戦える体をつくっていく。自分の中に引退する理由がない。今季に集中しベストを尽くす。(現在通算安打が880本なので)独立リーグ1000安打を狙ってみたい。(聞き手・田中憲一)

 いのぐち・ゆうすけ 1985年3月生まれ。180センチ、95キロ。右投げ右打ち。桐生商高―平成国際大出身。2007年に富山に入団し、翌年ペガサスに移籍。12、13年に米独立リーグでプレー。18年福島戦で4打席連続本塁打のリーグタイ記録を樹立した。

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