ペガサス3年ぶり8度目地区V 18日からプレーオフ まず信濃と対戦
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守護神として相手打線を封じた田代
リーグトップの72打点で強力打線をけん引した速水
 

 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグ中地区の群馬ダイヤモンドペガサスは15日、旧東地区だった2018年以来3年ぶり8度目の地区優勝を決めた。同日に中地区2位の信濃グランセローズが福島レッドホープスに敗れ、ペガサスは16日に最終戦を残すものの、勝率で上回ることが確定した。15日時点の通算成績は38勝19敗9分けで、勝率は6割6分7厘と他地区も含めたリーグ全体でトップ。18日に開幕するプレーオフで、3年ぶり5度目のリーグ制覇を目指す。(越谷奈都美)

 ペガサスは今季、リーグ2位となる打率2割9分7厘の高い攻撃力を軸に勝利を積み重ねた。チーム防御率もリーグ4位と、投打ともに充実した成績を残した。就任2年目の牧野塁監督は球団を通じ「地区優勝を達成できたことを大変うれしく思う。世の中がコロナ禍で大変な中、いろいろな方々の協力や支援があり、大好きな野球ができていることに感謝している」とコメントした。

 16日午後4時から高崎城南球場で中地区最終戦として福島と対戦。試合開始前に、地区優勝の表彰式が行われる。

 プレーオフにはペガサスのほかに、西地区首位のオセアン滋賀ブラックス、東地区首位の埼玉武蔵ヒートベアーズ、ワイルドカードの信濃が進出。リーグ規定では、最高勝率チームのペガサスはホームで準決勝ラウンドを行い、信濃と対戦する。全3戦で2勝したチームが決勝ラウンドに進む。

◎競争意識で投打勢い

 チームは今季、「競争意識」をスローガンに掲げ、練習生を含め20人の新選手を加えて始動した。各ポジションでレギュラー争いが激しくなったことで、投打ともに全体の底上げに成功。牧野監督も地区優勝を果たせた要因として「競争がプラスになった」と指摘する。

 結果的にチーム打率はリーグ2位の2割9分7厘(15日現在)をマークした。リーグトップの72打点を挙げた速水隆成(桐生第一高出身)やベテランの井野口祐介(桐生商高出身)、リーグ3位タイの10本塁打を放った中道大波はリーグ屈指の中軸となり、相手投手陣の脅威となった。また、首位打者の奥村光一を筆頭に、工藤陽平主将(前橋育英高出身)、鹿沼柊汰(前橋商高出身)も打率3割4分超と脇を固める選手の躍進も大きかった

 リリーフ陣が安定し、勝ちゲームの取りこぼしが少なかったことも地区優勝につながった。リーグ2位の10セーブを挙げた田代大輝が守護神を務め、8月21日以降は9試合連続無失点と終盤の10連勝に大きく貢献した。四国アイランドリーグplusの徳島から加入した森祐樹は7セーブを挙げただけではなく、前チームで独立リーグ日本一に輝いた経験をチームに還元。若い投手陣の精神的な支柱になった。

 昨季は同地区で争う信濃に10勝23敗7分けと大きく負け越したことで、全体の勝率も4割と低迷。牧野監督は「信濃に勝たないと優勝はない」とシーズン中、何度も選手たちに説いた。今季は8勝7敗3分けと勝ち越したが、18日からのプレーオフ準決勝ラウンドで再び対戦する。

 真価を問われるライバルとの戦いを前に、工藤主将は「シーズンを通して戦ってきた経験を生かし、全てを出し切る。絶対にチャンピオンになって締めくくりたい」と意気込んだ。

 プレーオフ規定 18日から始まるプレーオフは、ペガサスなど各地区(東・中・西)の優勝チーム3球団とワイルドカード(各地区2位チームの中で最も勝率が高いチーム)の1球団を加えた計4球団が準決勝ラウンドを戦う。A組とB組に分かれて3戦行い、先に2勝したチームが優勝を懸けた決勝ラウンドに進むことができる。中地区からは埼玉、西地区は滋賀がそれぞれ出場。ワイルドカードは信濃となっている。決勝ラウンドは25日から行い、全5戦で3勝したチームが優勝となる。

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