ペガサス 東地区V3 前後期優勝の貯金生かす BCリーグ
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東地区優勝を果たし、ファンとともに喜ぶ群馬ダイヤモンドペガサスナイン=前橋市民球場
群馬―福島 9回を無失点に抑えた群馬の先発トーレス
東地区優勝を果たし、藤井主将を胴上げして喜ぶ群馬ダイヤモンドペガサスナイン=前橋市民

 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグの東地区年間王者を決めるプレーオフ地区チャンピオンシップ(CS、全3戦)第1戦が15日、前橋市民球場で行われ、群馬ダイヤモンドペガサスは延長十二回、規定時間経過により0―0で福島ホープスと引き分けた。前後期完全優勝の群馬には1戦でも引き分け以上で地区制覇となるアドバンテージが与えられており、3年連続7度目の地区優勝を決めた。

 決戦は緊迫した投手戦となった。群馬の先発、トーレスは15奪三振の快投で9回を無失点で抑えた。続く荻野恭大(桐生西高出身)、田代大輝も気迫の投球で本塁を踏ませなかった。打線は防御率が2.04リーグトップの先発、ビスカヤら福島投手陣を打ち崩せなかった。

 群馬は2年ぶりのリーグ制覇を懸け、22日からは西地区王者とのリーグCS(全5戦、3戦先勝)に臨む。

 15日に予定されていた西地区CSの福井ミラクルエレファンツ(前期優勝)―富山GRNサンダーバーズ(後期優勝)戦は雨天のため順延された。

◎ペガサス 耐えた 0-0で引き分け

 2年ぶりの日本一奪還へ、また一つ階段を上った。15日、前橋市民球場で行われた野球の独立リーグ、ルートインBCリーグのプレーオフ・東地区チャンピオンシップ(CS)第1戦で、群馬ダイヤモンドペガサスが福島と0―0で引き分けた。

 前後期優勝している群馬には、引き分け以上で優勝が決まるアドバンテージが与えられていたため、3年連続の地区優勝が決まった。22日からはBCリーグチャンピオンシップ(全5戦、3戦先勝)が始まり、西地区の王者とリーグチャンピオンを懸けて戦う。

  ◆東地区チャンピオンシップ第1戦(15日・1分け、18時1分、前橋市民、405人)
 福島ホープス(通期2位)
  000 000 000 000―0
  000 000 000 000―0
 群馬ダイヤモンドペガサス(通期1位)
 (延長十二回規定により引き分け)

 ○…互いに無失策と守備が安定し、投手戦となった試合に耐えて群馬が引き分けに持ち込んだ。先発トーレスは9回5安打で零封の力投。延長十回途中で継投の田代は、延長十一回に2安打を浴びて2死一、三塁の危機を招くもしのいだ。

 福島の8安打に対し、群馬は6安打と打線が湿った。延長十二回に先頭富田が中前打で出塁してサヨナラの好機を呼び込むも、後続を断たれた。

◎トーレスが15K

 意地のぶつかり合いとなった決戦は互いに一歩も譲らず引き分けた。

 先発トーレスが15奪三振の熱投で9回を完封。「シーズンで一番の投球」(トーレス)で優勝へのたすきをつないだ。「負けられない戦い。一球一球意識して投げた」と序盤からエンジン全開。最速150キロ超の直球で内角を強気に攻めれば、自慢の緩い変化球でタイミングを外し福島打線を翻弄ほんろうした。この日、球場で見守った妻のマリアさんに祝福を受けると「最高の奥さんに、かっこいい姿を見せられて良かった」と、満面の笑みをうかべた。

 0点行進を続ける投手陣を無失策の守備がもり立てた。五回2死二塁のピンチでは藤井一輝主将が、センターへの飛球に飛び込み好捕。「打撃で迷惑を掛けたので、守備だけでも助けたかった」と振り返った。

 鬼気迫る福島の投手陣から得点こそ奪えなかったが、平野謙監督がシーズンを通して言い続けてきた「投手が頑張って、それに野手が応える」理想の形に最も近づいた試合だった。平野監督も「今までやってきた中で最も良い試合が、すごいところ所でやれた」と、奮闘した選手たちをねぎらった。

 次はBCリーグの頂点を争う戦いだ。シーズンを通して円熟味を増したペガサスは、日本一まで止まらない。(桜井俊大)

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