《独立リーグGCS》ペガサス連勝で王手
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17奪三振で1安打完封勝利を挙げた群馬のトーレス=香川・レクザムボールパーク丸亀

 野球の独立リーグ日本一を決めるグランドチャンピオンシップ(GCS、3戦先勝方式)第2戦は8日、香川県丸亀市のレクザムボールパーク丸亀で行われ、群馬ダイヤモンドペガサスは香川オリーブガイナーズに3―0で快勝、2連勝で2年ぶりの日本一へ王手をかけた。先発トーレスが七回まで完全試合ペースの完璧な投球を見せ、八回に安打を許したが後続を断って無四球1安打完封。打者27人から17三振を奪い、103球で封じた。次戦以降は前橋市民球場に移る。第3戦は13日午後6時から。

 グランドチャンピオンシップ第2戦(8日・群馬2勝、18時31分、レクザムボールパーク丸亀、793人)

群馬ダイヤモンドペガサス(BCL)
 000 010 002―3
 000 000 000―0
香川オリーブガイナーズ(四国IL)
▽勝 トーレス1試合1勝
▽敗 森崎1試合1敗


 ○…投打のかみ合った群馬が香川を圧倒。先発トーレスが1安打完封し、香川打線を寄せつけなかった。八回に初安打を許したが併殺に追い込み、毎回3人ずつで片付けた。最後は4者連続空振り三振で締めた。

 打線は五回、速水、鹿沼の連打を足場に2死一、三塁として、大橋の先制の右前打で援護。九回は井野口、カラバイヨ、速水の3安打で2点を加えた。

◎圧巻の17K 7回「完全」 トーレス
 群馬の先発トーレスが七回まで「完全試合」の快投で香川打線を沈黙させた。マウンドで躍動した左腕に、平野謙監督は「想定外。一番良い席で最高の試合を見せてもらった」と脱帽した。

 「初めてのプレーオフで気合が入っていた。自分のボール全てに自信があった」という言葉通り、初回先頭打者を空振り三振に仕留め、簡単に三者凡退。二回以降も次々とアウトを重ねた。

 150キロを超す直球と打者の手前で急激に落ちるチェンジアップを巧みに使い分け、香川打線をきりきり舞いさせた。女房役の速水隆成は「ブルペンでは制球も球のきれも悪かったが、試合になったら別人。ミットを構えているだけで打たれる気がしなかった」と目を丸くした。

 完全試合を意識し始めたという七回も二つの三振と右飛で危なげなく切り抜け、完全投球を継続した。だが八回、先頭打者に外角低めの初球を捉えられピッチャー返し。とっさに反応しグラブを弾いた打球は二遊間を抜け、記録は内野安打となった。

 大記録を逃したが動揺はない。「逆にチームの勝ちに集中できた」とマウンド上で笑顔を見せた。この日初めて背負った走者を併殺で打ち取ると、ガッツポーズとともに雄たけびを上げた。最後は151キロの直球でこの日17個目の三振を奪い、試合を締めくくった。

 日本一まであと1勝。王手をかけて群馬へ戻るナインに油断はない。指揮官は「(ペガサスが)日本一になったときは2連敗から始まった。逆に3連敗もあり得る。もう一度気を引き締めたい」と、かぶとの緒を締めた。

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