ザスパ3位堅持 J2復帰へ後なし サッカーJ3
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大阪U-23-ザスパクサツ群馬 後半8分、先制点を決め、チームメートとタッチするザスパMF飯野(中央)=大阪・パナソニックスタジアム吹田

 サッカー明治安田J3は24日、大阪府のパナソニックスタジアム吹田などで第32節最終日を行い、ザスパクサツ群馬はG大阪U―23と対戦、1―0で競り勝った。通算成績は16勝7敗9分けで3位を維持し、2位藤枝との勝ち点差は3のまま。首位の北九州は讃岐に4―0で勝利し、2試合を残してJ2昇格を決めた。ザスパは次節、1日午後2時から前橋市の正田醤油スタジアム群馬でホーム最終戦として岩手と対戦する。

▽第32節②パナスタ(ザスパ1勝1分け)

ザスパ16勝9分け7敗 (57) 1(0―0)0 G大阪U-239勝8分け15敗 (35)
                (1―0)
▽得点者【ザ】飯野(1)
▽観衆 866人

 ザスパが辛くも逃げ切った。前半はFW榎本やMF姫野、DF磐瀬が積極的にシュートを放った。守備でも球際や走力で相手に対抗し、スコアレスで折り返した。
 後半8分、敵陣ゴール前で姫野の落とした球に、MF飯野が右足で技ありのシュートを放ち先制。その後は負傷者を出しながらも体を張った守備で守り切った。

◎虎の子1点粘って守る
 土俵際に立ったザスパは粘り強かった。前日に2位藤枝が勝ち、もう後がない一戦。G大阪U―23はトップチーム同様の巧みな戦術で攻めてきた。守備陣の奮闘で失点を防ぎ、虎の子の1点を守り切った。

 苦渋を味わった23歳が気を吐いた。MF飯野七聖は前半、対面の右サイドバックに苦戦し、球を失う場面が多かった。「一矢報いてやる」と切り替えた後半8分、パス交換で中央に進入しフリーに。クロスも頭にあったが、思い切ってシュートを選択。MF姫野宥弥がヒールで落とした球を右足外側で蹴り込んだ。

 大卒新人ながらスピードを生かした攻撃参加で開幕先発を勝ち取った。だが、シーズン序盤のつまずきから立ち直ったチームに居場所をなくし、出場機会を減らした。「『やってやる』気持ちだった」。大事な一戦で持ち味を発揮した。

 前線に好材料もあった。今季途中に加入した前橋育英高出身のFW榎本樹がプロ初先発、高さを生かしたポストプレーで周りの選手を生かした。第25節の藤枝戦で負傷離脱したチーム得点王、FW高沢優也も後半から出場した。

 次節、ザスパが勝ち点1を獲得しても藤枝の結果次第で昇格が消える。綱渡りに変わりはない。ゲーム主将のDF渡辺広大は「このメンバーでできるのもあと2試合。最高の試合をしたい」。J2復帰まで走り抜ける。

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