ザスパ昇格争い 残り2戦 勝利へ全力 きょうホーム最終戦
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岩手戦で勝利が求められるザスパクサツ群馬
 

 サッカー明治安田J3で、2季ぶりのJ2復帰を目指すザスパクサツ群馬は1日午後2時から、前橋市の正田醤油スタジアム群馬で岩手とホーム最終戦を行う。ザスパは2試合を残して現在3位。昇格圏内となる2位浮上に向け、負けられない戦いが続く。勝ち点3差で追う2位藤枝の勝敗次第になるが、昇格の可能性を残しており、岩手戦での勝利が期待される。

■2位浮上必須■

 昨季からJ3で戦うザスパは、布啓一郎監督体制となって2年目。大幅に選手が入れ替わった今季は「堅守速攻」のチームづくりを行った。一時期、首位に立つも、けが人が続出したことなどが影響し、現在は3位にとどまっている。1位北九州はすでに昇格を決め、残り1枠となる2位の座を藤枝、4位熊本と争っている状況だ。

 J2ライセンスを持たない藤枝は2位でシーズンを終えても昇格はできない。ライセンスのある3位以降のチームが繰り上げで昇格することはなく、ザスパの昇格には2位浮上が必須条件となる。

 残り2試合で藤枝が1勝1分けの勝ち点4以上を獲得すると、ザスパは2連勝しても追い付けない。ただ、藤枝が勝ち点3以下に終わると、ザスパが勝ち点で並ぶ可能性がある。この場合、現在の得失点差はザスパがプラス23、藤枝は同13で、ザスパが今後大敗を喫しない限り、上回る可能性が高い。ザスパは2連勝し、望みを広げたいところだ。

■初の7連勝■

 今季序盤は戦術が浸透せず、一時は16位まで順位を落とした。その後、守備の戦術を修正したことが奏功し、攻撃にも勢いが生まれた。FW高沢優也、青木翔大、加藤潤也といった選手が得点を量産し、8月末には首位に浮上。9月末にかけてクラブ初となる7連勝も記録した。

 終盤に差しかかると、青木翔や高沢らが相次いで負傷離脱。得点源を欠いたチームは決定力不足に陥り失速し、昇格圏外の3位に順位を落とした。ただ、ここ5試合は2勝1敗1分けと調子を取り戻しつつある。

 布監督は「岩手戦はサポーターもたくさん来ていただけると思う。一丸となって勝ち点3を取って、勝利を分かち合いたい」と話し、DF渡辺広大ゲーム主将は「このメンバーで残り2試合、最高のゲームをしてシーズンを締めたい」と意欲を見せている。(落合琢磨)

◎J2復帰 配分金が大幅増

 J2復帰により生じる資金的なメリットは大きい。リーグから支給される配分金は現状の3000万円から、1億5000千万円に増額される。観客動員数の増加による入場料収入の増加や、露出機会の拡大によるスポンサー収入の増加も期待できる。効果的に資金を使い、チーム強化を図ることが可能になる。

 J3降格初年度の昨季は救済措置を含めて1億2000万円が支給されたが、2年目の今季は3000万円のみの支給となった。限られた資金の中、大学卒の新人や若手選手を中心に補強するなど、人件費をにらみながらのチーム強化を迫られた側面もある。

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