ザスパ J3降格 クラブ「必ず戻ってくる」メッセージ
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今季最終戦に敗れ、肩を落とすザスパクサツ群馬の選手たち=11月19日、正田醤油スタジアム群馬

 サッカー明治安田J3最終第34節は3日、静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場などで行われ、栃木が沼津と引き分け、リーグ2位でJ2昇格を決めた。これに伴い、今季J2最下位となったザスパクサツ群馬のJ3降格が決まった。チームは来季、J参入14シーズン目にして初めてJ3で戦う。

 チームは2002年、草津町で「ザスパ草津」として発足。町民らの支援を受けながら3年でJ昇格を決め、05年からJ2を舞台に戦ってきた。13年に現在のチーム名に変更。14年には運営する草津温泉フットボールクラブが資金難となり、リーグ脱会の危機に陥ったが、県民に広く募金を呼び掛けるなどして乗り切った。

 選手の大半を入れ替えた今季は森下仁志氏(45)を監督に招き、下位からの脱出を図ったが、開幕からつまずき、5勝5分け32敗(勝ち点20)で参入1年目以来の最下位に。J3で1位となった秋田はJ2のライセンスを持たないため昇格できないが、ライセンスがある栃木が2位に入ったため、ザスパの降格が決まった。

 降格を受け、クラブは公式サイトにサポーターらへのメッセージを掲載。「非常に悔しく、無念。心よりおわび申し上げる。原点に立ち返って出直し、必ずJ2に戻ってくる。支援と熱い応援をお願いします」と呼び掛けた。

◎再起を 思い熱く ザスパ降格でサポーター

 ザスパクサツ群馬のJ3降格が決まった3日、サポーターにはさまざまな感情があふれた。「現実になるとつらい」「受け止めるしかない」「どんな時も応援を続ける」。早期のJ2復帰を願う一方、「多くの県民に愛されるクラブに変われなければ未来はない」と危機感をあらわにする意見もあった。

 「J2にぎりぎり残れると思っていたので本当に残念」。アウェー戦にも駆け付け、熱心に応援してきた前橋市の藤川真理子さん(39)は無念さをにじませた。長男の僚誠君(9)、長女の葵衣ちゃん(6)と共に新体制での再起を期待した。

 応援でコールリーダーを務める近藤淳さん(24)=伊勢崎市=は「悔しさもあるが、現実を受け止めることが大事」とし「反省を生かし、選手もサポーターもこれまで以上にひたむきに向かっていけたら」と話した。高崎片岡小6年の鶴田和也君(11)も「これからも全力で応援します」と誓った。

 ホーム戦に出店している太田市の弁当店オーナー、松田佳広さん(52)は「選手の悔しさはどれほどだろう」と思いやる。降格しても出店は続けるつもりだといい、「泥まみれになってボールを追う昔のザスパに戻ってほしい」と力を込めた。

 J2昇格前から応援を続ける川島央美さん(44)=前橋市=は「選手と触れ合える機会を増やすなど、今以上に地域に近いクラブにしてほしい」と求める。サポーター有志の活動「ザスパミーティング」のメンバー、高橋智樹さん(41)=高崎市=は、クラブは降格の原因を精査し、将来のビジョンを示す必要があると指摘。「足元を見つめ直し、県民から愛されるクラブになることが一番大切。それができなければクラブ存続の危機になる」と訴えた。

「早くJ2復帰を」大沢正明知事の話

 ザスパクサツ群馬のJ3への降格が決定したことは、誠に残念。チームをしっかり立て直し、県民およびサポーターに愛されるチームとして、1シーズンでも早く、J2へ復帰することを願っている。

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