《ザスパ 2020新戦力(上)》J2で旋風だ
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「新しいチームをつくる感覚」で練習に臨む大前
「地元でプレーする姿を両親に見せられるのはうれしい」と語る白石

 サッカー明治安田J2に復帰したザスパクサツ群馬は今季、15人の選手が加入した。3年ぶりの舞台で残留を果たすには、新戦力の活躍が不可欠。奥野僚右新監督の下で躍動が期待される主な選手を紹介する。

【FW 大前元紀】点取り屋30代の意欲
 言わずと知れたストライカー。167センチと小柄ながら球を持てばパスやドリブルで相手をかわし、局面を打開する。今季の主役を担う一人に間違いない。「ゴールが一番求められている。自分の特長を出したい」と意欲的だ。
 千葉・流通経大柏高では全国選手権、インターハイ、高円宮杯全日本ユースの3大会で得点王を獲得し、鳴り物入りでJ1清水に入団した。2012年にはドイツ・デュッセルドルフでもプレーした。18年は大宮でJ2得点王にもなった。
 チームは奥野僚右新監督の下、昨季に比べて攻撃的なスタイルに変化している。大前は「J2で新しいチームをつくるという感覚で入っている。やりがいがあるし、楽しみながらやりたい」と30代の責任感ものぞかせる。
 今年は本を読み進めたいと考えている。メンタルトレーニング関連本が中心だが「なかなかページが進まない」と苦笑する。休みはカフェに行き、サッカーで気付いた点をメモすることも多いという。

 おおまえ・げんき 1989年12月生まれ。千葉・流通経大柏高―清水―ドイツ・デュッセルドルフ―清水―大宮。167センチ、68キロ。

【MF 白石智之】正確なクロスが自慢
 スピードと正確なクロスが自慢のドリブラー。本職は左右のサイドだが、けが人の影響もあってFW起用され、テストマッチで結果を残している。FW大前元紀との連係も上々で、積極的な飛び出しで前線に流動性を与えている。「自分の強みを表現するだけ」と先発奪取を狙う。
 前橋育英高出身。J3で経験を積み、沼津と岩手時代はサッカーと仕事を掛け持ち。障がい者支援施設や旅館で働いた。生活自体に不満はなかったが、富山で過ごした昨季、初のプロ契約。サッカーだけに集中できた。「仕事を両立していたからこそ、サッカーの大事さが分かった」と振り返る。
 高崎市で育ち、小学生の頃からザスパのファン。時折家族で正田醤油スタジアム群馬に足を運び、前橋育英高時代は試合運営を手伝った。タオルマフラーなどのグッズも持っていたという。「地元でプレーする姿を両親に見せられるのはうれしい」と喜びを隠さない。成長した姿を見せるつもりだ。

 しらいし・ともゆき 1993年6月生まれ。前橋育英高―法大―沼津―盛岡―富山。170センチ、64キロ。

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