ザスパの船津徹也選手が新型コロナ感染 奈良社長らが会見
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会見するザスパの奈良社長。右は山本前橋市長=1日、前橋市役所
船津徹也選手
 

 サッカーJ2のザスパクサツ群馬を運営するザスパ(前橋市千代田町)は1日、船津徹也選手(33)=同市=が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で、陽性反応が出たと発表した。基礎疾患はなく軽症で、感染経路は不明。ザスパ選手の感染確認は初めて、群馬県内では20例目となる。

◎クラブ 当面の活動休止
 クラブによると、船津選手は3月26日夜に倦怠けんたい感を覚え、自宅待機となった27日に38度3分の発熱があった。28日に県内病院を受診。30日にPCR検査を受け、31日夜に陽性が確認された。入院しているが平熱に戻り、回復傾向にある。

 発症前の2週間はサッカーの練習を行っており、22~24日は練習試合や私用で都内を訪れた。他に症状を訴えている選手やスタッフはいないが、チーム内に少なくとも数人の濃厚接触者がいるとみられ、市が人数の把握を急いでいる。

 トップチームの活動は当面停止し、選手やコーチ、スタッフら約60人は自宅待機とする。練習拠点のコーエィ前橋フットボールセンター(同市下増田町)など使用した施設は消毒する。

 船津選手は「できる限りの予防、対策をしてきました。しかし、今回このようなことになり、周りにどれだけの迷惑がかかるのか計り知れず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」とのコメントを出した。

◎実名公表 申し出る…船津選手
 サッカーJ2ザスパクサツ群馬のDF船津徹也選手(33)が新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性となったことを受け、チームを運営するザスパの奈良知彦社長や前橋市の山本龍市長らは1日、市役所で会見した。船津選手は回復傾向にあるが、チームは当面、活動を休止し、クラブ事務所に勤務する社員も自宅勤務とすると報告した。

 船津選手は大阪府出身で在籍5年目。スピードを生かしたディフェンスが特徴で、昨季はセンターバックの一角としてJ3のリーグ戦34試合中32試合に出場、J2昇格に大きく貢献した。今季開幕戦となった2月23日の新潟戦では右サイドバックとしてフル出場し、主力の一人として期待されている。

 クラブによると、船津選手は3月22日に都内で行われた練習試合に出場、当日はチームバスで往復した。23、24日は連休で、自家用車で都内を訪れていた。25、26日は前橋市内で行われた全体練習に参加した。チームは29、30日を連休としていたが、急きょ31日からの練習も取りやめた。

 Jリーグは選手が感染した場合の実名公表を義務付けていないが、クラブによると、船津選手は多方面への影響を考え、実名公表を申し出たという。

 感染拡大を受け、チームは先月5日から毎朝の検温と行動記録の把握に努めた。手洗い、うがいを促し、クラブハウスに出入りする際はアルコール消毒液を使用していた。

 奈良社長は「(船津選手は)非常にストイックで、サッカーにすべてを懸けている選手。自己管理を注意していた。そんな選手でも感染する。新型コロナの怖さを感じた。改めてチーム内外を問わず、注意しようと訴えたい」と述べた。

 奈良社長は1日午前、インターネット上で行われたJリーグの臨時実行委員会に出席。冒頭、所属する元日本代表DF酒井高徳選手(29)の感染が3月30日に確認されていたJ1神戸とともに状況を報告したという。

 同日午前、船津選手の陽性を伝えたクラブの公式ツイッターには、サポーターから「謝らないで」「ピッチで元気なプレーを」「頑張れ」と激励のコメントが次々に寄せられた。

 J2は2月23日に開幕節を開催した後、同月末からの第2節以降を中止、5月2日の第13節から再開を予定している。

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