サッカーJ2 ザスパ3発で今季初勝利 山形に3-2
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山形-ザスパクサツ群馬 前半、ザスパのMF田中稔也(11)が競り合う=山形県天童市・NDソフトスタジアム山形
山形-群馬 前半17分、群馬のMF宮阪政樹(35)が先制点を挙げ喜ぶ

 サッカー明治安田J2は15日、各地で第5節を行い、ザスパクサツ群馬(前節22位)は山形県のNDソフトスタジアム山形で山形(同13位タイ)と対戦、前半に得点を重ねて3-2でJ2復帰後初勝利を飾り、開幕5連敗を阻止した。通算成績は1勝4敗(勝ち点3)で、順位が21位に浮上した。

 ザスパは前半17分、MF宮阪政樹のミドルシュートで先制し、6分後にもMF田中稔也(沼田市出身)がゴール。その後1点を返されたが、41分に右サイドからのクロスをMF進昂平が頭で合わせ、突き放した。後半はアディショナルタイムに1点奪われたものの、逃げ切った。

 奥野僚右監督は「培ってきたものを選手が表現してくれた。次も勝ち点3を取りたい」と話した。

 次節は19日午後6時から、長野県のサンプロアルウィンで松本と対戦する。

 ▽第5節(1)NDスタ

ザスパ1勝4敗(3) 3(3-1)2 山形1勝2分け2敗 (5)
         (0-1)
▽得点者【山】中村充(1)高橋(1)【ザ】宮阪(1)田中(1)進(2)
▽観衆 1355人


 ○…ザスパが前半のリードを守った。前半17分にMF宮阪のミドルシュートが決まって先制。6分後、ゴール前の混戦でMF田中が押し込み追加点。1点を返されたが、同41分、右クロスにMF進が頭で合わせて再び2点差とした。

 後半は攻勢に出た山形に球を保持される時間が長かったが、DF陣が体を張って阻止。終了間際に1点を奪われたが、逃げ切った。

◎「積極的、集中切れず」 奥野監督

 我慢の末に初勝利をつかみ取った。前半、今季4試合で1得点にとどまっていたチームが覚醒。攻守で圧倒し、結果的に3点目が決勝点となった。就任後、初勝利となった奥野僚右監督は「積極的に試合に入り、集中を切らさなかった」と選手をたたえた。

 口火を切ったのはこの日が誕生日のMF宮阪政樹だ。敵陣で球を受けると右足を一閃。ぬれたピッチのため、相手GKは手元で弾んだ球をキャッチできなかった。「チームを乗せるため、最初のシュートがいい形で入って良かった」と控えめに喜んだ。

 守備の意識が試合を動かした。相手DFラインが自陣の深い位置で攻撃を組み立てる際、MF進昂平ら前線が組織的にプレス。素早く球を奪い、カウンターにつなげた。MF田中稔也とFW中山雄登の両サイドの攻守にわたる奮闘も光った。

 一方で、後半はDFラインが下がってしまう課題を修正したものの、球の争奪戦で後手に回って、苦しい展開に。宮阪は「後半はワンボランチにうまく展開された」と反省を口にした。

 次節はチームをJ2復帰に導いたザスパ前指揮官の布啓一郎監督が率いる松本戦。田中は「きょうをベースにしながら『全員守備、全員攻撃』を狙う」と、昨季のスタイルを例えに使い連勝を誓った。

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