ザスパ 劇的な連勝 サッカーJ2 松本に1-0 相手上回りペース握る
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ザスパクサツ群馬―松本 後半44分、決勝ゴールを決め、仲間に祝福されるザスパのMF岩上(8)=正田醤油スタジアム群馬

 サッカー明治安田J2は2日、各地で第38節を行い、ザスパクサツ群馬(前節20位)は前橋市の正田醤油スタジアム群馬で松本(同16位)と対戦、1-0で競り勝ち、2連勝とした。通算成績は12勝23敗3分けで、勝ち点39。順位は20位のままで、19位の町田まで勝ち点差1に迫った。次戦は6日午後2時から、宇都宮市の栃木県グリーンスタジアムで栃木(11位)と対戦する。

▽第38節(2)正田醤油スタジアム群馬(1勝1敗)
ザスパ 12勝3分け23敗(39) 1(0―0)0 松本 10勝14分け14敗(44)
(1―0)
▽得点者【ザ】岩上(1)
▽観衆 1234人


 ○…ザスパは前半、攻守の切り替えで相手を上回り、ペースを握った。FW大前らの前線は細かいパスでゴール前まで攻め込んだ。守備は危ない場面なく、しのいだ。

 後半は選手交代で攻勢に出た松本にやや押し込まれるも、守備陣が冷静に対応。後半44分、敵陣の短いカウンターからMF岩上が左足で鮮やかに決めて決勝点。そのまま逃げ切った。

◎岩上(前商高出身)古巣に一撃

 「サポーターへ少しでも気持ちを届けたかった」。昨季まで所属した古巣相手に、ザスパの岩上祐三(前橋商高出身)が試合終了間際に劇的な決勝点。歓喜に沸く客席へ向け、殊勲の守備的MFは右手で胸のエンブレムを何度もたたいた。

 左足で美しい弧を描いた。チームは敵陣で相手DFの浮き球パスを奪うと、球は岩上の足元へ。右でフリーになった選手へパスを出さず、左へ切り返すと、「コースが見えた」。もともと左右の正確無比なキックが武器。計算した軌道へ乗せるように流し込んだ。

 心穏やかでない相手だった。今季、ザスパの前指揮官、布啓一郎氏と主力選手が松本へ移籍し、布氏は途中解任。そして松本を昨季で契約満了となった岩上とMF宮阪政樹はザスパの主力に。岩上は「いろんな思いがあった」と多くを語らないが、エンブレムに触れてザスパへの献身を伝えた。

 残り4試合。「勝ち点50」の目標到達へ向け、土俵際が続く。今季の北関東ダービーは3連敗しており、次の栃木戦で一矢報いることができるか。DF渡辺広大主将は「残り4試合で今季、ザスパが目指していた姿を表現したい」と必勝を誓った。(落合琢磨)

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