ザスパ有終 京都に1-0 人数不利も先取点守る 最終盤に3連勝
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京都-ザスパクサツ群馬 前半23分、ゴールを決めた群馬の岡村(4)に駆け寄り喜ぶ選手ら=サンガスタジアム京セラ

 サッカー明治安田J2は20日、各地で最終第42節を行い、ザスパクサツ群馬(前節20位)は京都府のサンガスタジアムbyKYOCERAで京都(同8位)と対戦、負傷退場者を出して10人となりながらも前半の先取点を守り、1-0で逃げ切った。最終盤3連勝で、直近6試合は5勝1分けの無敗だった。今季最終成績は15勝23敗4分けで勝ち点49、順位は20位だった。21日に全体ミーティングを行い、今季の活動を終了する。

▽最終節(2)サンガS(1勝1敗)
ザスパ 15勝4分け23敗(49) 1(1―0)0 京都 16勝11分け15敗(59)
                (0―0)
▽得点者【ザ】岡村(2)
▽観衆 4644人


 ○…ザスパが虎の子の1点を守り切った。前半23分、CKのこぼれ球をDF岡村が押し込んで先制。京都の強力FWウタカの攻撃を守備陣がかわし、1点リードで折り返した。

 後半は我慢の時間が続いた。DF渡辺主将、途中出場の川上が相次いで負傷退場し、後半39分からは10人の戦いに。京都の総攻撃を受けたが、全員で体を張って守り切った。

◎緊急事態に成熟の守備

 耐えて、耐えて、耐えた。ザスパは負傷退場者を出した最後の13分間、10人で波状攻撃をかわし続けた。一丸となってつかんだ1勝は、現行22チーム体制となった2012年以降最多の15勝目。「勝ち切れたことが大きな財産」と奥野僚右監督は感慨深そうだった。

 緊急事態だった。前半にMF内田達也、後半にDF渡辺広大主将が相次いで負傷交代。代わって入ったDF川上優樹まで負傷退場した。交代の回数も終えていたため、代わりの選手を投入できないまま、試合続行を余儀なくされた。

 最終ラインを厚くし、球を保持することを捨て、何度も蹴り返した。ベンチからの指示もあったが、FW大前元紀が守備的MFの位置まで下がり、選手がピッチ内で戦い方を変化させた。「監督が選手から言いやすい雰囲気をつくってくれる」とMF岩上祐三。最終節でチームの成熟を示した。

J2復帰初年度の今季は大前や岩上ら経験豊富な選手を獲得し、プレースタイルの転換を図った。だが、6度の3連敗を喫し、低空飛行を続けた。「やっているサッカーは決して下位にいるチームの内容じゃない」。連係の手応えと結果の出ない歯がゆさから、大前はこぼした。だが、サイドを起点とする攻撃の形が徐々に浸透。最終盤は6戦負けなしと最高の形で締めくくった。

 来季は同じ22チームながら4チームがJ3へ降格する。今季の戦力を維持しつつ、さらに補強を行い、連係を向上させなければ残留は厳しい。2月最終週の開幕までおよそ2カ月。来季はもう始まっている。(落合琢磨)

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