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サッカーJ2ザスパクサツ群馬は16日、オンラインで新加入選手記者会見を行った。2年連続で指揮を執る奥野僚右監督の下、今季の目標は昨季に引き続き、「勝ち点50、16位」に設定。4チームがJ3へ降格する厳しいシーズンへ向け、新体制が整った。
◎2年目の「奥野体制」整う
会見は経営・強化・指導者と、新加入選手13人を4組に分けて実施した。奥野監督は会見の冒頭、「勝負の年が始まる。一枚岩を大事にしながら、積み上げたものを形に表すシーズンにしたい」とあいさつした。
昨季、20位でシーズンを終えたザスパから、主力のDF岡村大八がJ1札幌、飯野七聖が同鳥栖へ移籍。だが、FW大前元紀、MF岩上祐三といった主力組の引き留めに成功し、昨季のチームづくりは引き継がれることになった。
松本大樹強化本部長は昨季を振り返り、「ホームでの勝ち数(6勝)が少なかった」と反省。補強のポイントとしてDF川上優樹と小島雅也がけがで離脱していることから、昨季から3人増の計33人体制とすることや技術にたけた選手を中心に獲得したことを明かした。
昨季は新型コロナウイルスによる変則日程のため、J1、J2とも降格がなかった。その分、今季はそれぞれ下位4チームが降格する。指揮官は「敗戦を引き分けに、引き分けを勝利にすることが一番大事。攻守に積極的な姿をお見せしたい」とした。新加入で守備の柱として期待されるDF畑尾大翔は「下(降格)を見ていたら良いことはないので、上を向き続けて戦うことが大事」と意気込んだ。
◎「2桁得点」狙う…一木 点取り屋候補に名乗り
新加入のFW一木立一(東学大、太田高出身)が「2桁得点」を目標に掲げ、点取り屋候補に名乗りを上げた。
背番号26はかつてザスパに大卒で入団したMF江坂任(現J1柏)、FW瀬川祐輔(同)といったチーム得点王が着用。それぞれ活躍が認められ、J1へとステップアップした。
185センチの身長を生かしたプレーが特長の一木は「自分からこの番号を選んだ。出世している選手が多い中、重圧もあるが活躍できる選手になりたい」と宣言した。
《ザスパ入団会見 新加入選手ひと言》
【背番号2】DF城和隼颯(法政大) 「1試合でも多く出場し、チームのために戦う。経験豊富な選手が多いが、
【背番号3】DF畑尾大翔(大宮) 「若い選手が多いので、ベテランらしくピッチ外でもいろいろな経験を伝えたい」
【背番号5】DF藤井悠太(福岡) 「守備で貢献することはもちろん、チャンスへつながるロングフィードも見てほしい」
【背番号9】FW北川柊斗(山形) 「強みは貪欲にゴールへ向かっていくプレー。一丸となって全力でプレーしたい」
【背番号13】DF阿部隼人(早稲田大) 「自分のスタイルとフィットしている。5アシスト以上を目指し、トレーニングを重ねたい」
【背番号16】MF久保田和音(松本) 「特長は攻撃でリズムをつくることと、攻撃の球回しを安定させること。技術には自信がある」
【背番号20】MF中田湧大(大阪・香里ヌヴェール学院高) 「チーム全体でハードワークしている印象がある。早く試合をしたい」
【背番号22】DF高橋勇利也(神奈川大) 「サポーターの雰囲気も良く、スタジアムでプレーすることを夢に加入を決めた」
【背番号26】FW一木立一(東京学芸大) 「2桁得点を目標に、練習から全力で取り組みたい。重圧はあるが、活躍したい」
【背番号27】MF奥村晃司(拓殖大) 「これまで群馬で活躍してきた大卒選手たちと同じように、1年目から積極的に試合に出たい」
【背番号36】DF吉永昇偉(大宮) 「長所は積極的なオーバーラップと裏への抜け出し。3得点3アシスト以上が目標」
【背番号39】FW高木彰人(G大阪) 「自分の力を出して、成長したい。1点でも多く、チームを勝たせるゴールを取りたい」
【背番号44】GK山田晃士(早大) 「長所は情熱。地域の皆さまとともに成長しているクラブで自分も成長したいと思い入団を決めた」