元日本代表の細貝(前橋育英高出身)がザスパ加入へ 本田や長友らと「北京世代」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
細貝萌
日本代表やドイツリーグなどでも活躍した細貝=2014年

 サッカー元日本代表MFの細貝萌(はじめ)(35)=前橋育英高出身=が3年ぶりにJリーグに復帰し、J2ザスパクサツ群馬に加入することが、22日分かった。細貝は2019年からタイの1部リーグでプレーし、20-21年のシーズンはバンコク・ユナイテッドで活躍。契約満了に伴い今年5月に退団し、次の所属先が未定だった。近日中にザスパに合流するとみられる。

 細貝は05年に前橋育英高を卒業し、J1浦和に加入してプロデビューを果たした。11年シーズンにドイツのレバークーゼンへ移籍し、その後、ドイツやトルコのクラブに所属した。17年3月にJ1柏へ移りJリーグに復帰したが、19年にタイへ渡った。20-21年は30試合中28試合に出場し、1ゴールを記録した。

U-15(15歳以下)から各世代の日本代表に選ばれ、08年の北京五輪に出場。同い年の本田圭佑や長友佑都らと「北京世代」と呼ばれる。年齢制限のない国際Aマッチは通算30試合に出場し、1得点を挙げている。

J2は全42節のうち30節を終え、ザスパは現在22チーム中16位。今季は例年の2倍に当たる下位4チームがJ3へ自動降格となるため、厳しい残留争いが繰り広げられている。細貝の加入で戦力強化に期待がかかる。

◎J2残留の起爆剤期待

 サッカーJ2はリーグ終盤戦に突入し、下位チームの残留争いが激しさを増している。12試合を残し、ザスパクサツ群馬は現在16位。降格圏との勝ち点差はわずかで、気が抜けない状況が続いている。元日本代表で、高い知名度と実力を兼ね備える細貝萌を獲得することで、J2死守に大きく弾みをつけたい考えだ。

 細貝の本職は中盤の底で試合をコントロールするボランチだが、SBやCBなど守備的な位置で幅広く力を発揮する。今季のザスパはCBの負傷が相次ぎ、一時交代要員が不足した。中断期間中の7月にJ2磐田のDF大武峻を期限付き移籍で獲得したが、戦力のさらなる上積みを狙う。

 今春、タイのクラブを退団し、実戦から離れている細貝のコンディションは不透明なものの、チームにとって元日本代表の経験は貴重で、さまざまな面でプラスの影響も期待できる。

 ザスパは今季、史上初めてシーズン中に監督を交代させるなど、目標とする勝ち点50に向けて大きな決断を重ねてきた。この大型補強を起爆剤に「上昇喜流」をつかめるか。クラブの真価が問われる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事