「決断に自信」 元代表・細貝萌がJ2ザスパ入団会見 「地元でプレー」 加入の経緯や決意語る
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背番号「33」のユニホームを持つ(左から)森社長、MF細貝、松本強化本部長((C)THESPA)
意気込みを語るMF細貝((C)THESPA)

 サッカーJ2ザスパクサツ群馬は24日、新加入したMF細貝萌(はじめ)(35)=前橋育英高出身=の入団会見をオンラインで開いた。4月にタイのシーズンを終えて以降、実戦から離れている細貝は「早くコンディションを戻して、チームのために仕事をしたい」と、意気込みを語った。

◎森社長の言葉 熱意に心動く

 「昔から気持ちの中にあったクラブ。地元に戻ってプレーしたいと決断した」。会見に臨んだ細貝の目には、強い信念が宿っていた。ドイツのブンデスリーガやトルコ1部でプレーし、2019年にJ1柏からタイへ。海外生活が長かったが、故郷への愛着は深く、同年には当時J3のザスパのイベントにゲストとして参加した。早い段階で移籍の選択肢に入れ、自ら仲介人を通じてザスパに接触を図っていたことも明かした。

 複数の海外クラブからオファーがある中、決断は容易ではなかった。交渉は6月に始まったものの、回答を保留。森統則(むねのり)社長の「トップセールス」が決め手の一つとなった。熱意を伝えようと森社長は8月、細貝に会員制交流サイト(SNS)でメッセージを送った。群馬全体のサッカーを盛り上げたいという真剣な思いを受け、細貝は「必要としてくれていることがうれしかった」と振り返った。

 松本大樹強化本部長は「ボールを奪う危機察知能力は今のザスパに必要」と獲得の意図を説明した。ボランチでの活躍に期待しつつ「ポジションを空けて待っているわけではない」と明言。細貝は当面、他の選手と別メニューで心肺機能などの回復に専念する。

 厳しい残留争いが繰り広げられるJ2。豊富な経験を生かし、プレー以外でも幅広くチームへの貢献が期待されるが、細貝は「最終的にこの決断で良かったと言える自信がある」。世界を渡り歩いたベテランMFの新たな挑戦が始まる。(金子雄飛)

◎一問一答

 J2ザスパクサツ群馬に加入した元日本代表MF細貝萌(はじめ)の入団会見での主なやりとりは次の通り。

 ―移籍にあたり、考えたことは。

 選手として、人としての成長を考え、タイを離れることを考えた。地元のことは昔から頭にあった。

 ―どう貢献したいか。

 チームのプラスになるなら、どのポジションでもやる。若い選手に経験を伝えるだけでなく、「伝わるサッカー」を意識したプレーをしたい。

 ―ザスパの印象は。

 練習への取り組みや技術面で素晴らしい選手がたくさんいる。それだけに早くチームの力になりたいと感じた。厳しい状況とは思っていない。

 ―サポーターから多くの反響があった。

 SNS(会員制交流サイト)でのメッセージを読み、より頑張らなくてはと思った。スタジアムに足を運ぶ人が増えるとうれしい。

 ―背番号「33」の理由は。

 3が好きなので、空いている番号の中から自分で選んだ。

 ―新たな章の幕開けとなる。

 これまでもいろいろな挑戦をして乗り越えてきた。みんなに力を借りながら、いろいろなものを伝えていきたい。

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