ザスパ J3初の白星 ホーム開幕戦で秋田下す 3800人が喜び
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ザスパクサツ群馬-ブラウブリッツ秋田 前半21分、ザスパMF松下が先制のゴールを決め、喜ぶイレブン=正田醤油スタジアム群馬
ホーム開幕戦勝利に沸くザスパサポーター=正田醤油スタジアム群馬

 サッカーの明治安田J3リーグ第2節は17日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬などで行われ、ザスパクサツ群馬は秋田を1―0で破り、ホーム開幕戦を白星で飾った。J3降格後の初勝利で、スタジアムに詰め掛けたサポーターの期待に応えた。通算成績は1勝1敗の勝ち点3。

◎気迫のプレーで秋田陣抑える

 布啓一郎監督率いる新生ザスパは先発11人のうち、5人の新加入選手がピッチに立った。昨季J3首位の強敵、秋田に対し、序盤から一進一退の攻防を繰り広げた。

 前半21分、MF風間宏希のコーナーキックから、MF松下裕樹が右足で強烈なミドルシュートをゴールに突き刺し、先制点を挙げた。押し込まれる場面もあったが、GK松原修平を中心に気迫のプレーで秋田の攻撃陣を抑えた。

 布監督は「1対1の部分で、選手たちが集中して90分間やってくれた。ザスパをもう一度応援したい、と思ってもらえるようなゲームを、これからもしていきたい」と初勝利を喜んだ。

 次試合は25日午後4時から、同スタジアムでFC琉球と対戦する。

◎サポーターが喜び 躍進に期待感

 「勝利を待っていた」。サッカーの明治安田J3ザスパクサツ群馬のホーム開幕戦となった17日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬に歓喜の輪が広がった。昨季のJ3王者ブラウブリッツ秋田を1―0で破り、試合終了と同時に約3800人の観客は喜びを爆発させた。「1年でJ2復帰へ」と、今季の躍進に期待を込めた。

 前橋に帰省した際に家族3人でスタジアムを訪れるという会社員の加藤陽彦さん(44)=東京都=は、11日の福島ユナイテッドFC戦に続く観戦。「今日が本当の開幕戦という気持ちで、ホームで絶対に勝ってほしい」と力を込めた。前橋荒牧小5年の須賀壮太郎君(11)は「相手チームを圧倒する試合をしてほしい」と期待した。

 前半21分、ザスパのMF松下裕樹選手が豪快にミドルシュートを決めると、スタジアムに歓喜のザスパコールが響き渡った。初めて観戦した高崎塚沢小4年の山田紗弥子さん(10)は「シュートがかっこよかった。点を取れてうれしい」と笑顔を見せた。

 「最高の気分」と先制点を振り返ったのは会社員の石井英彦さん(57)=沼田市。試合中にいつもゴール裏のスタンドで旗を振っており、「このチームには勝ちが必要。松下選手のシュートは、選手にもチームにもサポーターにも弾みのつく1点」と喜んだ。

 ザスパは最後まで相手にゴールを割らせず今季初勝利。試合後、湯もみパフォーマンスを披露した松下選手に、スタンドから「ありがとう」と大きな声援が送られた。家族で応援している茂木悦子さん(68)=高崎市=は「昨季は勝ちが少なかったので勝てて良かった」と感激した様子。湯もみ衣装で応援する「湯もみ娘」の一人、畔見千晶さん(46)=富岡市=は「チームも、サポーターも今日は特に明るい雰囲気だった」と話し、「ザスパも盛り上がって、草津の温泉街も活気を取り戻してほしい」と相乗効果を願った。

 試合前には、チーム発祥の地、草津町の黒岩信忠町長があいさつに立った。1月に発生した本白根山の噴火に触れ、「町民一丸となって、再び羽ばたけるよう取り組んでいる。変わらぬ支援をお願いします」と呼び掛けると、スタジアムは拍手に包まれた。

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