ザスパ 値千金の1発 北九州破り3位に浮上
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群馬―北九州 後半33分、群馬のFW大島(右)が決勝点となるヘディングシュートを決める=正田醤油スタジアム群馬

 サッカー明治安田J3第32節でザスパクサツ群馬は18日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬でギラヴァンツ北九州と対戦、FW大島康樹のゴールで1―0で勝利した。15勝9敗6分けで勝ち点を51に伸ばし、3位に浮上した。リーグは残り2節となり、次節は24日、アウェーで藤枝と対戦する。

  ▽第32節(2)正田醤油スタジアム群馬(ザスパ2勝)
 ザスパ 15勝6分け9敗(51) 1(0―0)0 北九州 6勝8分け16敗(26)
                (1―0)
 ▽得点者【ザ】大島(10)
 ▽観衆 3384人


 ザスパは北九州に粘り勝ち。前半からMF高橋のシュートやMF風間のフリーキックでゴールを脅かすも、なかなか得点を奪えない。後半23分、オーバーラップしたDF阿部のクロスに、途中出場のFW大島が頭で合わせて先制。36分には北九州MF井上のミドルシュートをGK松原が好セーブするなど、気迫の守備で虎の子の1点を守りきった。

◎FW大島 決勝ヘッドで窮地救う

 J2昇格のためには3連勝が求められる中、その初戦を勝利で飾った。FW大島康樹がチーム最多の今季10ゴール目で窮地を救った。先週の練習中に鼻を骨折し、フェイスガードを着けての出場だったが「魂で決めた」と意地をみせた。

 1点が遠い展開の中、大島は後半途中から出場。決勝弾は「何回オーバーラップできるかが勝負だと思っていた」というDF阿部巧の絶妙なクロスからだった。大島はFW大久保哲哉がファーサイドに流れたのを見て、ニアに勢いよく飛び込んだ。「(阿部)巧君とクロスの練習をしていた。絶対来ると思っていた」と喜んだ。

 起点となったのは後半途中から前線に上がったDF小柳達司だった。「チームのために走るしかない」と小柳が強靱な体を生かしてボールキープ、敵陣深くまで切り崩せたからこそ生まれたゴールだった。

 この試合でMF碓井鉄平が相手キーパーと交錯して通算4枚目のイエローカード、次節出場停止になった。献身的なプレーで中盤を支え続けた碓井の穴は大きい。だが布啓一郎監督は「一番悔しい思いをしている鉄平の分まで、次の試合、全員で勝ち点3を取る」と力を込めた。選手はプライドを懸けて、残り2試合を戦う。(稲村勇輝)

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