ザスパ 苦い終戦 2点差守れず
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ザスパクサツ群馬―YS横浜 前半45分、ザスパFW高橋がシュートを決め2点目=正田醤油スタジアム群馬

 サッカー明治安田J3最終節でザスパクサツ群馬は2日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬でYS横浜と対戦、2―2で引き分けた。通算成績は15勝10敗7分け(勝ち点は52)で、得点数は37、失点数は35。17チーム中5位で、J3の1年目を終えた。

 ザスパ 15勝7分け10敗(52) 2(2―1)2 YS横浜 8勝10分け14敗(34)
                (0―1)


 衝撃の幕切れ-。6人の壁の上を鮮やかに打ち抜かれた。どよめきの残るスタジアムに試合終了の笛が響く。全32試合のラストは、大一番で勝てなかった今季を象徴するゲームとなった。2点のリードを追い付かれ、ホーム最終戦で有終の美を飾れなかった。

 ボランチMF碓井鉄平は最前線へオーバーラップを繰り返した。「4バックの間が空くシーンがあり、そこに走ればチャンスになる」。その言葉通り、前半19分、スルーパスに抜け出すとDFのスライディングを切り返しでかわし、左足を振り抜いてJ初ゴールを奪った。

 45分には「このメンバーでできる最後の試合」とプレーしたFW高橋駿太が相手バックパスのミスを突いて2点目。勝利は目前と思われたが、この得点直後と試合終了間際に失点。DF船津徹也は「最後の最後で失点したり、リード直後に決められたり。これは監督の責任ではなく、自分たち選手のプレー意識の問題」と悔しさをにじませた。

 チームの地力の差が出るのが長いリーグ戦。GK松原修平が「前半戦でもっと勝ち点を稼いでおければ」と話すように、序盤戦を悔やむ選手は少なくない。さらに終盤、「昇格ラインに入れた試合で勝てなかったこと」(MF金城ジャスティン俊樹)。J2昇格を決めた琉球、鹿児島との「距離」は、近そうで遠かった。

 チームは来季J3で2年目のシーズンを迎える。試合後のセレモニーで布啓一郎監督が語ったように、シーズン終了の笛を「終わりではなく、始まり」としなければならない。この1年間の経験全てをクラブ再生の糧としたい。(稲村勇輝)

○…ザスパは立ち上がりから攻め込み、前半19分、FW高橋のパスを受けたMF碓井が、相手DFをかわして左足で鮮やかに先制。45分には相手キーパーへのバックパスを奪ったFW高橋が無人のゴールへ落ち着いて流し込み、追加点を挙げた。だがその1分後にYS横浜FW辻が得点。後半ザスパは追加点を挙げられず、試合終了間際にFKを直接決められた。

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