群馬に恩返し 立正大2選手 ザスパに加入 DF岡村・MF鈴木
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来季ザスパへの加入が内定した立正大4年の鈴木(左)と岡村=埼玉県熊谷市の同大熊谷キャンパス

 【埼玉・熊谷=稲村勇輝】立正大は11日、サッカー部のDF岡村大八(21)=前橋育英高出身、MF鈴木順也(22)=桐生第一高出身=のJ3ザスパクサツ群馬への来季の加入内定にあたり、同大熊谷キャンパスで記者会見を開いた。岡村は「高校3年間を過ごした群馬でプレーできる機会をいただき、うれしい。結果とプレーで恩返ししたい」、鈴木は「群馬に戻ってこられてうれしく思う。厳しい世界だと思うが、J2昇格のために一生懸命頑張りたい」と抱負を語った。

 高校時代から互いを知る岡村と鈴木は同大サッカー部の主将と副主将としてチームを支え、創部以来初の関東大学リーグ1部昇格に導いた。岡村は3バックの中央、鈴木は3バックの右やボランチを務めた。2人は1対1の対人能力が高く、後ろからの攻撃の組み立てやキックの精度が持ち味。ともに同大地球環境科学部4年。

 岡村は育英ではMF渡辺凌磨(J2新潟)、MF鈴木徳真(J2徳島内定)の同期で、2014年度全国高校選手権準優勝のメンバー。ただ出場機会に恵まれず、「その悔しさが今の自分をつくっている」と話す。歯科大学への進学も一時考えたが、サッカーへの情熱は消えず、同大に進み、長年の夢をかなえた。

 岡村は「まだここがスタートライン。さらにギアを上げる」とし、「全試合フル出場が目標。長期的には日本代表入りを目指す」と語った。

 鈴木は桐一時代は前線の選手だったが、大学では幅広いポジションで1年時からトップチームで起用され、チーム一の万能型プレーヤーに成長した。

 高校同期の乾貴哉が卒業時にJ2千葉へ進み、プロを強く意識するようになった。チーム関係者によると、言葉は少ないがプレーと行動でチームを引っ張る存在だったという。「まずは試合に出て、J2昇格の力になりたい」と述べた。

 立正大とザスパは今季、練習試合で対戦。その際に2人の高い能力が認められ、9月の練習参加などを経て、同大から初の加入となった。

 会見には、同大サッカー部の杉田守監督と岡村治部長も出席。9年ぶり14、15人目となる同大出身のJリーガーの誕生を、うれしそうに見守った。杉田監督は「仲間、ライバルとして、高め合ってほしい。1年目から試合に出て勝利に貢献して」とエールを送った。

◎FW高橋駿太がJ3カターレ富山へ

 J3ザスパクサツ群馬は11日、FW高橋駿太がJ3カターレ富山に完全移籍すると発表した。今季30試合に出場、7ゴールを挙げ、攻撃の中心選手だった。高橋はクラブを通じて「この3年間での経験と皆さんの励ましを胸に、サッカー人生を続けられる限り頑張っていきたい」とコメントした。

 高橋は富山県出身。2015年にJ3長野との契約満了で一時引退も考えたが、ザスパに加入。「僕を救ってくれたのがザスパ。あの時の感謝は、これからもずっと忘れない」。入団年にJ2自身最多の11ゴールを達成。3年目を迎えた今季はJ3降格の責任を感じながらプレーし、上位浮上の原動力となった。

 チーム関係者によると、今季最終戦後に大事な選手の一人として残ってもらえるよう話し合いの場を持った。コメントでは移籍理由について触れていないが、高橋は来年2月に30歳を迎える中、地元富山県でプレーすることを決断したとみられる。

 高橋は「試合に勝った時は一緒に喜び、負けた時は一緒に悔しがってくれるザスパの熱いサポーターが大好きだった」とコメントした。

◎山崎が引退 星原は契約満了

 J3ザスパクサツ群馬は11日、J2松本山雅から期限付き移籍していたDF星原健太の移籍期間満了を発表し、松本山雅は来季の契約を更新しないと発表した。またザスパは、J2金沢から期限付き移籍していたFW山崎雅人が現役引退すると発表した。

 星原は大阪府出身の30歳で、3月にザスパに加入。持ち味のスピードと運動量を武器に、右ウイングバックとして24試合に出場。チームの中心として活躍した。クラブを通じて「プレーする喜びや勝つ喜びを味わわせてくれたことに感謝している。1年弱の間、毎日楽しかった」とコメントした。

 山崎は京都府出身の37歳。今夏にザスパに加入し、14試合に出場して1ゴールを奪った。通算記録はJ1で189試合出場16得点、J2で176試合出場25得点。「力不足でチームに貢献できず申し訳ない。最後の半年間をザスパで闘えたことを誇りに思う。プロ生活に後悔はなく、充実した15年間を過ごせた」とコメントした。

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