サンダーズ 初の決勝へ プレーオフ準決勝 劇勝 Bリーグ2部
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熊本―群馬 第4クオーター、群馬の佐竹がパスカットから速攻を仕掛ける=熊本県総合体育館

 【熊本=中里圭秀】バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)は29日、熊本県総合体育館でプレーオフ準決勝(2戦先勝方式)の第3戦を行い、東地区1位の群馬クレインサンダーズは西地区1位の熊本を73―72で下し、2勝1敗で決勝進出を決めた。決勝進出はBリーグ3シーズン目で初めて。決勝は4、5の両日、長野県千曲市のことぶきアリーナ千曲で中地区1位の信州と戦う。1勝1敗となった場合は6日に第3戦を行う。

 【B2プレーオフ】
 ▽準決勝第3戦
群馬(東地区1位)2勝1敗 73(23―20)72 熊本(西地区1位)1勝2敗
               (9―17)
               (19―18)
               (22―17)


◎1点差 逃げ切る…サンダーズ
 「よっしゃー!」。試合後、群馬の選手は歓喜の雄たけびを上げた。前日25点差で大敗した相手に、1点差で劇的勝利。来季のB1ライセンスは保持していなくても、実力は昇格に値することを証明した。

 前日はリバウンド獲得数で33―60と圧倒され、主導権を握られた。この日はトーマス・ケネディとアブドゥーラ・クウソーの外国人選手2人だけに任せず、全員が体を張ってボールに飛び付いた。リバウンドの数は47―35と逆転。攻撃機会を増やして一進一退に持ち込んだ。

 象徴的な場面が同点の第2クオーター残り4分13秒だった。味方のシュートが外れたが、勢いよくゴール下に飛び込んだ佐竹宥哉が空中で拾い、ファウルを受けながらも押し込んだ。バスケットカウントのフリースローも沈めた佐竹は「外で見ているだけではなく、中へ。2日連続で同じことをやられるわけにはいかない」と発奮した。新人の野口夏来もリバウンド5本を拾うなど全員が積極的だった。

 第4クオーターも守備とリバウンドから攻撃につなげ、小淵雅やクウソー、佐藤文哉らが得点を積み上げた。72―70の残り17秒、熊本がファウルゲームを仕掛け、佐竹に2本のフリースローが与えられた。1本目は外したが「落ち着いて打とう」と切り替えた2本目を沈め、結果的にこれが決勝点となった。

 平岡富士貴ヘッドコーチは「前日の反省からよくカムバックした」と選手をたたえた。勝利への執念が初の決勝進出を引き寄せた。

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