サンダーズ 信州に連敗で準V Bリーグ2部プレーオフ決勝
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試合後に抱き合う群馬の選手=長野・ことぶきアリーナ千曲
信州―群馬 第1クオーター、群馬の小淵がシュートに向かう=長野・ことぶきアリーナ千曲

 【長野=中里圭秀】バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)は5日、長野県千曲市のことぶきアリーナ千曲でプレーオフ決勝(2戦先勝方式)の第2戦を行い、東地区1位の群馬クレインサンダーズは中地区1位の信州に77―84で連敗し、B2準優勝で今季の全日程を終えた。リーグ発足1年目はプレーオフで全敗し、2年目は中地区3位、3年目にして18チーム中2位まで昇った。

 【B2プレーオフ】▽決勝第2戦
信州(中地区1位)2勝 84(18―17)77 群馬(東地区1位)2敗
             (25―21)
             (23―20)
             (18―19)


◎「最後に一番のゲーム」…サンダーズ
 試合終了後、群馬の選手はねぎらい合うように抱き合った。ファンからは温かい拍手。頂点には届かなかったが初の準優勝だ。19点差で敗れた初戦から一転、一進一退の展開となり、平岡富士貴ヘッドコーチは「結果的に残念だったが、最後の試合で一番いいタフなゲームができた。またこの舞台に立ちたい」とかみしめた。

 前半、3点シュート11本を沈める信州に対し、群馬は根気よく中を攻めて38―43で折り返した。後半は中を攻めつつ小淵雅やトーマス・ケネディらの3点シュートも決まって終盤まで白熱。計26得点の小淵は「相手のビッグマンを外に引っ張り出して中にアタックし、縮まったら外にパスを出す。単純なプレーだがうまくいく時間があった」と振り返った。

 しかし4点を追う最終クオーター残り33秒、信州にシュートの時間制限ぎりぎりで19本目の長距離砲を沈められた。勝負どころの決定力で、相手が一枚上手だった。

 小淵は「結果はどうあれ、1試合通して一人一人が気持ちを入れてプレーできたことはよかった」と、どこか晴れやかな表情で話した。全力で戦い抜いての敗戦。体を寄せ合う選手たちに、悲観の色はなかった。

◎「チームのため」6季目で成長
 「プロ6季目でバスケットが一番楽しいシーズンだった。チームとしての素晴らしさを改めて実感できた」。試合直後、目頭を熱くした佐藤文哉主将は、今季の手応えを口にした。

 群馬は藤原隆充、根東裕隆、小淵雅といったベテランが支えてきた。その姿に学んだ若手が随所で奮闘し、チームとして徐々に形になった。攻撃力のあるトーマス・ケネディと守備力の高いアブドゥーラ・クウソーの2外国人選手も「コミュニケーション」を掲げて融和した。

 佐藤は「全員が自分ではなくチームのために体を張ったり、声を出したりした。チームメートを誇りに思う」と話した。個人技が目立ち、中地区3位で終えた昨季から示した成長。「選手全員にとって大きな財産になった」と受け止めた。

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