オープンハウスがサンダーズを子会社化 B1昇格向け支援
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B2の群馬クレインサンダーズは2018-19シーズンの東地区で優勝したが、これまでに2季連続でB1ライセンスが得られなかった。オープンハウスの子会社化によって経営基盤強化が期待される(4月14日付より)

 住宅販売などを手掛けるオープンハウス(東京都千代田区、荒井正昭社長)が、バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の群馬クレインサンダーズを運営する群馬プロバスケットボールコミッション(前橋市下石倉町)を子会社化することが17日、分かった。グループの傘下に置くことによって経営に苦しむ同コミッションを支援し、2020-21シーズン(2020年度)からのB1ライセンス取得につなげる。子会社化は18日のBリーグの理事会で承認される見通し。

◎太田市出身の荒井正昭社長 地域貢献で名乗り
 関係者によると、オープンハウスは、現オーナー(筆頭株主)のGENKIDO(伊勢崎市上泉町、南山弘社長)のグループ3社が持つ発行済み株式計341株を取得する。さらに新たに発行される2740株を取得し、株式全体の69%を手にして新オーナーとなる。同コミッションが抱える9000万円超の債務超過を増資などで解消するほか、売り上げ規模の拡大を図って経営基盤を強化する。

 太田市(旧藪塚本町)出身の荒井社長が地域貢献として、チームを支援する意向を示しているという。

 サンダーズを巡っては、債務超過の解消や平均観客動員数1500人以上などの条件をクリアできず、19-20シーズン(19年度)まで2季連続でB1ライセンスを得られなかった経緯がある。チームは18-19シーズン(18年度)にB2準優勝に輝き、戦績面の条件を満たしたにもかかわらず、B1昇格を逃している。

 ライセンスの取得条件はこのほか、5000席以上の観客席を持つホーム会場の確保、安定した資金繰りなど。年度ごとに変わる可能性があるが、B1昇格を目指すチームにとって、最大の課題となっていた経営健全化は、子会社化によってクリアされる見通し。

 B2ライセンスについても、来年6月までに債務超過を解消できなければ20-21シーズン(20年度)は取得できない。チーム関係者は「大きな資本力が絶対に必要」とオープンハウスによる子会社化に期待を寄せている。

 17日に同コミッションの臨時株主総会で承認された。Bリーグの理事会を経て、18日に正式発表する。株主総会後の取締役会で、同コミッションの北川裕崇副社長が新社長に就くことも決まった。

 オープンハウスは1997年の創業。首都圏を中心に、手頃な価格の土地や住宅の販売を手掛け急成長し、2013年に東京証券取引所(東証)第1部に上場した。最近では企業買収も積極的に進めており、事業内容や営業範囲を拡大している。18年9月期連結決算の売上高は3907億円、純利益は318億円。

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