37歳 常に献身プレー Bリーグ 快進撃のサンダーズ支える小淵雅
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ホーム戦でシュートを打つ小淵

 31連勝中と躍進しているバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の群馬クレインサンダーズで、在籍8年目のベテランガード、小淵雅(太田工高出身)が今季もチームを支えている。新加入のPG笠井康平がリーグ戦序盤に先発の位置を固め、小淵はベンチからのスタートが増えた。昨季と起用のされ方は異なるが、「自分がもっとこうしたいとかではない。笠井を休ませられるか、いい状態で出させてあげられるかが大きい」と、変わらぬ献身さでプレーしている。

◎信頼厚い司令塔「いいチームでB1へ
 これまでのシーズン、群馬は20代の若手ガードがなかなか定着せず、小淵に負担が偏る傾向にあった。今季は攻守で勢いのある笠井が1試合平均20分超と出場時間を増やしている。小淵は「自分が出たとき、流れが悪ければどう良くできるか、勢いがあればどうキープできるか。数字(自分の出場時間)よりもそっちが大事」とチームの勝利を最重要視する。

 37歳。これまでに現役引退を考えたこともあった。しかしその都度、チームに必要とされて思いとどまった。得点が目立つのは外国出身選手だが、うまくスペースを空けたり、相手の弱みを突いたりと、ゲームをコントロールしているのは小淵だ。言葉だけでなくプレーで語る武骨さも、仲間の信頼を集めている。

 平岡富士貴ヘッドコーチもこれまでの試合の中で、「小淵となら心中する覚悟」と語り、重要な局面を任せてきた。激しくプレーする笠井らの後ろにベテランが控えているのは、相手にとって隙がない状況だ。必要不可欠な司令塔は「いいチームになって1部(B1)に上がるのが一番。そういう考えしかない」と、リーグ戦後半も仲間のためにコートに立つ。

 おぶち・まさし 1983年9月生まれ。太田工高―専大―三菱電機―琉球―大阪―群馬。

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